【第44期碁聖戦五番勝負第３局】

挑戦者の羽根直樹九段が開幕から２連勝して、許家元碁聖のカド番で迎えた第44期碁聖戦五番勝負の第３局（主催・北國新聞社、新聞囲碁連盟）は７月27日、石川県金沢市の北國新聞会館で行われ、許が白番中押勝ちで一つ返し、対戦成績を１勝２敗とした。第４局は８月９日に日本棋院中部総本部で行われる。

【第44期名人戦リーグ一斉対局】

張栩名人への挑戦権を懸けた戦いはいよいよ佳境へ。第44期名人戦リーグの最終一斉対局が、８月１日に東京と大阪で行われた。全４局が挑戦と残留争いに絡んだ、消化試合なしの熱い展開である。挑戦者決定は、トップの３人・井山裕太棋聖、芝野虎丸七段、河野臨九段のうち、井山が一人敗れたことにより、８日に行われる芝野―河野のプレーオフに持ち越されることになった。「囲碁界の一番熱い日」の模様を順に紹介していこう。