週刊碁3月4日号

週刊碁3月4日号

2019年2月25日発売

  • 新初段シリーズ・仲邑菫新初段

  • 第20回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦・第3ラウンド
  • プロアマミックストーナメント2019

特集内容

【新初段シリーズ・仲邑菫新初段】

春を思わせるポカポカ陽気に誘われるように、囲碁界が〝すみれ色〟に染まった――。4月に史上最年少、10歳0ヵ月でのプロデビューが決まっている仲邑菫(なかむらすみれ・9歳)新初段が中華台北の黒嘉嘉(コク・カカ)七段に定先(コミなし)で挑戦。藤沢里菜女流本因坊が初の立会を務める、本紙主催の新初段シリーズ記念対局が2月20日、東京の日本棋院本院で行われた。惜しくも白星とはならなかったが、中盤まで互角の勝負を展開。局後、黒七段に「将来必ず世界チャンピオンになる」と断言されて菫さんもニッコリ。なおこの対局の模様はCS囲碁・将棋チャンネル、囲碁プレミアムで生中継され、テレビ各局のニュースでも紹介されるフィーバーとなった。


【第20回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦・第3ラウンド】

第20回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第3ラウンド・第10戦が2月18日、中国・上海で行われ、日本の井山裕太九段と韓国の朴廷桓九段が対戦。ともに5番手同士で後のない戦いだったが、朴九段が黒番中押し勝ちした。これで日本の3位が決まり、翌日の第11戦では中国の2番手・党毅飛九段が朴九段を破って中国が優勝を決めた。