特集内容
【第42期名人戦七番勝負第2局】
高尾紳路名人に井山裕太六冠が挑戦する第42期名人戦七番勝負第2局(朝日新聞社主催)が9月12、13日に東京・文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われた。ポイントとなったのは、初日の中盤戦。大きなフリカワリのすえ井山六冠が優勢を築き、力強い収束を見せ、146手で白番中押し勝ちを収めた。現地の布陣は、立会・武宮正樹九段、新聞解説・河野臨九段、記録・藤村洋輔三段、大表拓都二段、大盤解説・金秀俊八段、聞き手・巻幡多栄子四段。
【新初段シリーズ・伊了新初段】
平成30年度入段者のトップバッターが新初段シリーズに登場。夏季採用で見事プロ入りを果たしたのは16歳、高校1年生の伊了初段だ。夏季採用とは、4月から6月までの院生研修手合で総合成績1位だったものが入段を許される制度。院生ナンバーワンがどんな碁を打つのか、胸を貸してくれるのは武宮正樹九段だ。