週刊碁5月22日号

週刊碁5月22日号

2017年5月15日発売

  • 第72期本因坊戦七番勝負第1局

  • 木部夏生二段インタビュー
  • 小山空也三段主宰・空研特集

特集内容

【第72期本因坊戦七番勝負第1局】

昨年、節目の5連覇を達成、永世称号(二十六世本因坊)の資格を取得するとともに号「文裕」を名乗ることになった本因坊文裕(井山裕太六冠・27歳)の、6連覇をめざす防衛戦が始った。挑戦者は、本因坊戦史上3番目の年少の本木克弥八段、21歳。初の挑戦手合出場で「ストップ井山」、史上最年少本因坊をめざす。5月9・10日、岐阜市「岐阜グランドホテル」で行われた七番勝負(主催・毎日新聞社、協賛・大和証券グループ)第1局は本因坊文裕が制し、幸先よいスタートを切った。立会・小県真樹九段、毎日新聞解説・中野寛也九段、記録は鶴田和志四段と卞聞愷二段、現地大盤解説には下島陽平八段と万波奈穂三段が当たった。

【木部夏生二段インタビュー】

木部夏生二段は、インスリンメンターとして現在活躍している。インスリンメンターとは日本糖尿病協会が「患者さんによる患者さんのサポート」をコンセプトに立ち上げた制度で、木部二段は自身の体験を社会に発信する役割を担っている。小学校4年生のときに1型糖尿病患者を発症して以来、血糖値の管理をしながら病気と上手く付き合い、棋士として活躍している木部二段にいま考えていることを語ってもらった。