特集内容
【第28回テレビ囲碁アジア選手権大会】
第28回テレビ囲碁アジア選手権大会が2日から4日までの3日間、東京都千代田区の「ホテルニューオータニ」で行われ、中国の李欽誠二段が決勝で韓国の申眞ソ六段を黒番中押しで下して初優勝を飾った。日本からはNHK杯で優勝した張栩九段と準優勝の寺山怜四段が出場したが、ともに1回戦で敗れた。中国棋士の優勝は第23回の孔傑九段以来で5年ぶりである。
【第64期王座戦挑戦者決定戦】
第64期王座戦(主催・日本経済新聞社)は、余正麒七段が高尾紳路九段を破って挑戦権を獲得した。昨年の挑戦者決定戦では井山王座に敗れ、1月の十段戦の挑戦者決定戦でも井山王座を苦しめながらも挑戦権を逃した余七段が、「3度目の正直」でついに挑戦手合の大舞台へのチケットをつかんだ。天元戦の一力遼七段と共に、冬のタイトル戦線はフレッシュな挑戦者が続いて囲碁ファンの注目を集めそうだ。五番勝負は10月17日に、大阪府大阪市の「ウェスティンホテル大阪」で開幕する。