週刊碁4月25日号

週刊碁4月25日号

2016年4月18日発売

  • 第54期十段戦五番勝負第3局

  • 新初段シリーズ・大表拓都新初段
  • 好評連載・並べたい!この1局

特集内容

【第54期十段戦五番勝負第3局】

伊田、七冠を阻止する意地の1勝――第54期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)第3局が、伊田篤史十段の0勝、挑戦者・井山裕太六冠の2勝を受けて4月14日、長野県大町市「くろよんロイヤルホテル」で行われ、伊田十段が269手まで黒番中押し勝ちをおさめて対戦成績を1―2とした。囲碁界初の七冠誕生が満天下の注目を浴びる中、伊田がそのプレッシャーを物ともせず勝利し、勝負は第4局にもつれ込むこととなった。

【新初段シリーズ・大表拓都新初段】

中学生名人、高校チャンピオン、そして昨年の朝日アマ名人。アマチュア時代の数多くの勲章を手に、大表拓都新初段がプロデビューを果たした。地元富山では47年ぶりとなるプロ棋士誕生に、大表初段の門出を祝う会が盛大に行われたほど期待されている19歳だ。だがここまでの道のりは決して順風満帆とはいえなかった。一度は断念したプロへの道をあきらめきれず、高校の時、お兄さんを頼って上京したが、プロ試験は2回落ちた。その時、大表初段の採った行動とは…。新初段シリーズ第6弾は小林覚九段の登場だ。