週刊碁12月21日号

週刊碁12月21日号

2015年12月14日発売

  • 第17回農心辛ラーメン杯第2ラウンド

  • 第56期王冠戦挑戦手合一番勝負
  • 第26回国際アマチュア・ペア碁選手権大会

特集内容

【第17回農心辛ラーメン杯第2ラウンド】

日中韓3ヵ国による勝ち抜き団体戦、第17回農心辛ラーメン杯の第2ラウンドが韓国釜山の「ホテル農心」で11月27日から12月2日の5日間に渡って行われた。今回現地に渡った日本選手は、伊田篤史八段、河野臨九段で、団長の山城宏九段が率いる。中国重慶で行われた第1ラウンドでは一力遼七段が韓、中、韓を立て続けに倒す開幕3連勝の快進撃を見せた。第2ラウンドでもこの勢いを継ぎたいところであったが、世界の壁の厚さに阻まれることになってしまった。

【第56期王冠戦挑戦手合一番勝負】

羽根直樹王冠に小県真樹九段が挑戦する王冠戦挑戦手合一番勝負(主催・中日新聞)が、12月4日、日本棋院中部総本部「祥雲の間」で行われた。序盤から息もつかせぬ戦いとなった本局。中盤、小県の誤算から優勢に立った羽根は、硬軟おりまぜた着実な足取りで、150手まで白中押勝ちをおさめた、これで羽根は5連覇を達成。通算在位を12とした。小県の24年ぶりの王冠復位はならなかった。