週刊碁8月3日号

週刊碁8月3日号

2015年7月27日発売

  • 第40期碁聖戦五番勝負・第2局
  • 第10回朝日アマチュア名人戦全国大会
  • 90年を支えた巨人たち⑬小林光一

特集内容

【第40期碁聖戦五番勝負・第2局】

4連覇を狙う井山裕太碁聖に山下敬吾九段が挑む第40期碁聖戦五番勝負(主催・北國新聞社、新聞囲碁連盟)が海の日の祝日に当たる7月20日に石川県金沢市の「北國新聞会館」にて行われた。立会・中野寛也九段、大盤解説・坂井秀至八段、聞き手・佃優子アマ、記録・田尻悠人四段、熊本秀生三段という布陣の中、対局は井山が序盤からいい流れを形成した。しかし、中盤に山下が勝負手を連発。その圧力に井山の判断が狂い、形勢は一気にひっくり返り、そのまま山下が勝負を決めた。これでシリーズの戦績は1勝1敗のふりだしに戻った。第3局は7月27日に新潟県長岡市の「長岡グランドホテル」にて行われる。

【第10回朝日アマチュア名人戦全国大会】

関東地方の梅雨明け宣言が出た19日。アマチュア囲碁界の夏到来を告げる「第10回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会」(朝日新聞社主催)が開幕。7月19、20日の2日間にわたる戦いの頂点に立ったのは、19歳の大表拓都さん(招待)だった。第9期アマ名人・洪義さんのプロ転向により、トーナメント優勝者の大表さんが空位となっているアマ名人位に就いた。また第10回大会を記念して、前身のアマ十傑戦でシード権を持っていた6人も参加し、大いに盛り上がった。