ジュニア教室

日本棋院ジュニア囲碁スクールは2026年1月より「日本棋院×HJJ GO こども囲碁教室」にリニューアルします
※ 12月はプレ期間として無料でご参加いただけます。
新教室のご案内はこちらから(外部のサイトに移動します)
無料のこども入門コースの体験はこちらから(2025年12月31日まで)
教室の会場は引き続き日本棋院東京本院です。

  • ■ プレ期間(2025年12月・無料)
    開講日:2025年12月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)。
    ※ 12月28日(日)は年末年始休業のため休講。
  • ■ 正規開講(2026年1月・通常料金)
    開講日:2026年1月10日(土)、11日(日)から。原則として以降の毎週土日。
    ※ 詳細は後日改めて公開いたします。

「日本棋院×HJJ GO こども囲碁教室」

1. 教室の特色

この時代、すべての子どもにこそ囲碁を

 情報があふれ、スピードが速すぎる今。 本当に必要なのは「ゆっくり考える力」。
 落ち着いて集中し、全体を見て考えることは、これからの時代の宝です。
 情報を整理し、落ち着いて最適な判断をする力を育てる学習に囲碁は最適。 専門の教室が、子どもたちの成長をサポートします。

 【日本棋院×HJJGO】では、全ての子どもに専用アカウントを用意しています。AIによる厳密な段階分けで"今の実力にぴったり"の対戦相手が見つかるだけでなく、豊富な問題集もあり、さらには同じ難度で挑戦できる「IGQE模擬試験」も完備しています。


2. 新制度の変更点

  • (1) すきま時間をすべて学びの時間に
    レストランの待ち時間、電車に乗っている時間、車の中......そんなちょっとした時が、どんどん上達のチャンスに変わります。
    6分で見られる復習レッスン、いつでも止められるAI対局、楽しく挑戦できるクイズ形式の問題集。
    子どもたちは時間の使い方を学び、棋力もぐんぐん伸びます。
  • (2) より多くの実戦練習
    毎週の授業に加え、自由に使える対局室がオープン。
    先生が見守る中で、思う存分対局を楽しめます。
  • (3) 仲間が増える
    みんなで協力して問題を解いていく講義を実施します。
    同じ目標を持つ仲間と、ときには助け合い、ときにはライバルとして励まし合い、一緒に成長していく関係が生まれます。
  • (4) 安心して遊べる学びの空間
    授業の前後も対局教室で学び続けられ、1回の通学で効果を最大化できます。
    授業がない日でも、遊びに来たり、保護者の方が用事の間にお子さまを預けたりすることもOK。
    安全で楽しい時間を過ごせます。

3. コース一覽

コース名 超集中コース 通常コース
(おすすめ)
ゆったりコース 単発授業
授業回数 20回 10回 5回 1回
対局室利用 無制限 無制限 当日のみ 当日のみ
オンライン
学習システム
使い放題 使い放題 使い放題 なし
受講期間 3か月 3か月 3か月
対象 囲碁が大好きで、早く強くなりたい方 思考力・集中力を育てたい方 囲碁をゆったり楽しく続けたい方 教室を体験したい方、遠方にお住まいの方等
コース料金(税込) 50,000円 35,000円 20,000円 5,000円
  • 例)通常コース(おすすめ)の場合
    授業:1時間30分、対局室利用:最大13時間 ⇒ 土日合わせて最大14時間30分でこの価格です
    ※ 初回体験は無料です

4. 時間割・担当講師

これまでの先生は、全員新ジュニア教室でも引き続き教えます。
  土曜 日曜
教室(1) 教室(2) 教室(1) 教室(2)
09:00~10:30 C(G16~G15)
20~11級
王唯任五段
B(G14~G12)
10~1級
大垣雄作九段
D(G18~G17)
30~21級
金艶四段
C(G16~G15)
20~11級
桂篤五段
10:40~12:10 D(G18~G17)
30~21級
有村比呂司九段
A(G11~G7)
1~6段
大垣雄作九段
B(G14~G12)
10~1級
林子淵八段
A(G11~G7)
1~6段
金艶四段
13:00~14:30 D(G18~G17)
30~21級
兆乾三段
C(G16~G15)
20~11級
山田拓自八段
14:40~16:10 B(G14~G12)
10~1級
兆乾三段
A(G11~G7)
1~6段
山田拓自八段
対局室 9:00~17:30 ※12:00~13:30昼休み 9:00~17:30 ※12:00~13:30昼休み
開講日には講師常駐の対局室を開設し、一日中囲碁の対局・練習ができます。
超集中コース、通常コースの方は受講日以外も自由にご利用いただけます。
※ ゆったりコース、当日券の方は受講日のみご利用いただけます。

5. 棋力向上のステップ

  • IGQE(国際囲棋能力検定)とは
  • 昇級について
    IGQE(国際囲棋能力検定)は非常に優れたステップ制度ですが、対象が子どもの場合、階段がやや急であることが分かりました。
    そのため、私たちは子どもの学習に合わせて級位をさらに細かく分け、段階的な挑戦の楽しさを感じられるようにしつつ、対局での強さのバランスが適切に保たれるよう工夫しています。
    この制度はすでに20年以上運用しており、効果も非常に高く、保護者の皆様にも安心していただけます。
    入門コースを終えると、子どもたちは30級から学習をはじめ、一定数の勝局を積むと昇級できます。昇給に必要な勝局数は下記のとおりです。
    クラス名 段級位 使用碁盤 昇級/昇段条件 IGQE対応
    D 30級~21級 9・13路盤 10勝 G18~17
    C 20級~11級 19路盤 15勝 G16~15
    B 10級~1級 19路盤 20勝 G14~12
    A 初段以上 19路盤 IGQE模試合格 G11以上
  • 手合割制度について
    段級位差によって「手合割」が決まります。これは対局を公平に行うための大事な仕組みで、級が1つ違うと置き石が1つ増えます。

6. 開講時期

正式なコースは1月10日に始まりますが、12月1日からの1か月間、プレオープンイベントを実施!
新しいクラスの魅力をぜひ体験してみてください。
プレオープン期間中の無料受講をご希望の方は、事前にお申し込みください。
各クラスの枠には限りがございます。
定員を超えた場合はキャンセル待ちとなりますので、お早めにお申し込みください。

7. 先行特典

先行特典として、2025年12月31日まで「超集中コース」「通常コース」を15,000円引きでご購入いただけます。
  • ※ 先行特典をご利用される場合は、開校日に日本棋院1階のジュニア教室受付にてお支払いください。
    (現金のみ)

8.保護者からのよくあるご質問

  • Q1. 子どもの連勝・連敗にどう向き合うべき?
    実は「連敗」は、囲碁が子どもに与えてくれる最も貴重な贈り物です。現代の子供の成長過程では、「こんなに努力しているのに、なぜ一歩も前に進めないのか」という状況に遭遇する経験がほとんどありません。初めてその瞬間に直面した時、子どもは驚き、そして前に進むまでには時間と導きが必要になります。
    私たちの制度設計の良いところは、必ず子どもがこの経験をするようになっている点です。学校のように皆で一緒に昇級する仕組みではなく、勝率が良ければ昇級し、次の級は当然難しくなるため、すべての子どもがいつか「初めての連敗」を迎えることになります。
    一方で、昇級制度もこの理由から存在しています。今の級で最も強い子になったら、次のクラスに進み、今度は「そのクラスで最弱になる」という不思議な旅が始まります。この旅には2つの大切な意味があります。1つ目は、自分より強い相手と出会い、「強者から学ぶ経験」を積むこと。2つ目は、また強くなった後に、一度底まで落ちてもう一度登り直す経験です。これは人格形成において非常に重要な過程であり、ぜひしっかりと体験してほしいと思っています。 通常、子どもが成績不振のとき、私たち教師は手取り足取り助けることはしません。なぜなら、子どもが自分の力で考え、自分で成長できる絶好の機会だからです。ですから、保護者の皆様にも温かく見守っていただきたいと思っています。もし必要があれば、私たち教師がきちんとサポートしますので、遠慮なくご相談ください。
  • Q2. 子どもが「もう囲碁をしたくない」と言ったら
    囲碁をやめたい理由には、大きく分けて2種類あります。「選択によるもの」と「逃避によるもの」です。
    1つ目は、学習状況や勝率に問題はなく、生活の中で一時的に他に集中すべきことができた場合です。例えば、学年が上がって勉強が忙しくなったり、別のスキルに集中したくなったりすることもあります。この場合は問題ありません。子ども自身が納得しているなら、囲碁はいつでも戻ってこられる一生の趣味になりますので、安心して見守りましょう。
    しかし2つ目は、「負け続けて心が折れそうになり、逃げたい」という状態です。子どもは本心では囲碁をやめたいわけではありません。「なぜ努力しても成果が出ないの?」「難しすぎてどうしていいか分からない」「負け続けて恥ずかしい、誰も自分を見てくれないのでは?」という井用が積み重なり、「囲碁をやめたい」という言葉として出てくるだけです。
    これはまさにQ1で述べた、最も重要な成長の転換点です。人生では必ず「どう努力しても結果が出ない」時期に出会います。私たちの制度は、この時に子どもを守るためにあります。例えば、「努力は必ず実る」「難しくても向き合えば私たちが支える」「失敗は恥ではない」「他人の目が怖くても逃げない」など、私たちは子どもと協力してこの壁を越えられるよう支援します。
    ですから、子どもが「囲碁をやめたい」と言ったら、どうか一人で悩まず、必ず先生に相談してください。一緒に乗り越えましょう。
  • Q3. 保護者は囲碁を学ぶべき?
    保護者の方は囲碁をできても、できなくても、どちらでも大丈夫です。
    もし保護者の方ご自身もこの興味深い世界を試してみたいと思われるなら、私たちは大歓迎です。一緒に学ぶことは、親子のきずなを深め、励まし合う素晴らしい体験になります。あるお父さんは「いつか子どもが大きくなった時、キャッチボールも、ゲームも、最新技術も一緒に楽しめる自信はない。でも囲碁ならずっと一緒に楽しめる」と話してくださいました。私たちもその気持ちにとても共感しています。
    しかし、保護者が忙しくて囲碁を学べない場合も全く問題ありません。これは子どもが初めて「家の中で一番強い」という成功体験ができるチャンスだからです。私たちは「お父さん・お母さんはあなたの問題を代わりに解決できない。だから自分の力で先生と相談し、練習時間を決めていこうね」と伝えています。この主体的な練習が、子どもに驚くほどの成長をもたらすことも多いのです。
    ですから、保護者の方は無理に囲碁を勉強する必要はありません。自然体で大丈夫です。