謝が開幕飾る!【第36期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負第1局】


 第36期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負(主催・共同通信社、日本棋院、協賛・JA共済連共栄火災囲碁将棋チャンネル)が開幕――。第1局が9月27日(水)に岩手県花巻市の「佳松園」にて行われた。
 顔合わせは、藤沢里菜女流本因坊と、挑戦者の謝依旻女流棋聖
 9時から開始した対局は、激闘につぐ激闘の末に19時35分終局。257手完、黒番の謝の中押し勝ち。持ち時間は各4時間で5分前から秒読みで、残り時間はともに1分だった。

 詳細は、主催の共同通信社配信の新聞社の報道と観戦記(掲載紙はこちら)、協賛の囲碁将棋チャンネルの「囲碁プレミアム」の動画ライブ中継、週刊碁月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。

終局後のコメント

謝挑戦者「ずっと難しくてよくわからなかった。上辺の白の大石を取れると思ったが読み切れていたわけではなかった。右辺に打ち込まれた場面でどう打てばよいかわからなかった。ずっと接戦で、ぎりぎりの勝負でした。第2局も普段通りの力を出せるよう頑張りたい」
藤沢女流本因坊「序盤で打ちにくくしてしまった反省点の多い碁でした。第2局は気持ちを切り替えていい碁が打てるようにしたい」


局後の取材に応じる謝。「第2局も普段通りの力を」と意気込みを語った


藤沢は「気持ちを切り替えて」と次へモードをチェンジ


中盤から白が勝負を仕掛けて激しいことに。最後は謝(左)が白を召し取った


待ち遠しい第2局は10月23日(月)に鳥取県にて行われる

第36期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負第1局

白:藤沢里菜女流本因坊 黒:謝依旻女流棋聖 黒番中押し勝ち


(幽玄の間解説:山田規三生九段

第36期女流本因坊戦五番勝負をネット対局「幽玄の間」では棋譜ライブ中継いたします。

現地陣営

立会
中小野田智己九段
現地大盤解説
中小野田智己九段
記録
外柳是聞二段茂呂有紗初段

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