許家元が先勝【大和ハウス杯第59期十段戦挑戦手合五番勝負第1局】


 初防衛を目指す芝野虎丸十段許家元八段が挑戦する 大和ハウス杯第59期十段戦(主催:産経新聞社、 日本棋院、関西棋院/特別協賛:大和ハウス工業株式会社) 挑戦手合五番勝負が3月2日(火)に東大阪市 「大阪商業大学」で打たれ、 許が205手までで黒番中押し勝ちしシリーズ先勝とした。終局時刻は17時44分、残り時間は両者ともに1分だった。
 第2局は3月24日(水)に滋賀県長浜市「Hotel & Resorts NAGAHAMA」で行われる。

 対局については「産経新聞」、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については「産経新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


終局後のコメント

許家元八段
「(時間の使い方については、)いつもよりは意識していた。右下はうまく形を決められて少したいへんかなと思っていた。 ヨセ勝負と思っていたが真ん中がぬるかったかなと思っていた。すこし足りないかなと思っていた。最後、右上が生きて残ると思った。 2局目からも厳しい戦いになると思うので最高のパフォーマンスで臨みたい」
芝野虎丸十段
「(穏やかな進行だったが)いつもよりはそうだった。秒読みで乱れたことはなかったが、ずっと判断できていなかった。 最後のヨセでチャンスがあったようだがそこを逃してしまったのは残念。(第2局に向けて)また勉強して集中して打てたらと思う」
許家元先勝!
芝野、一時はチャンスがあったようだったが・・
終局後、熱心な検討が続いた
検討室には新聞解説の村川大介前十段の姿も
大阪商業大学での開幕戦は第49期より11期連続

大和ハウス杯第59期十段戦挑戦手合五番勝負第1局 終局図

黒:許家元八段 白:芝野虎丸十段

(幽玄の間解説:横塚力七段




陣容

タイトルホルダー 芝野虎丸十段(王座・十段)
挑戦者 許家元八段
立会人 石田篤司九段
新聞解説 村川大介九段
記録 吉川一三段鳥井裕太三段
幽玄の間解説 横塚力七段
日本棋院囲碁チャンネル 大西竜平七段、他

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