片岡聡九段が23日に日本棋院東京本院で打たれた第46期碁聖戦予選Bで藤澤一就八段と対戦し182手までで白番中押し勝ちをおさめ公式戦通算1100勝を達成した。（598敗4持碁）史上16人目、日本棋院史上14人目の達成。なお1000勝達成時（2014年2月27日）の対戦相手も藤澤でありそれ以来の対局で、またも偉業を達成した。

片岡聡九段のコメント
「（勝つと1100勝となることは）全然知らなかった。近いんじゃないかなとは思っていた。終局後に（藤澤）一就さんに言われて（知った。また、）「先生、1000勝の時も私だったんですよ」と。 13のときに入段して48年目。今の方が1勝が重い。打ち盛りの時と違いひとつ勝つのも（大変）。1局1局大切に、集中して打ちたい。目標は特に定めずに次の1局を打って行きたい。
　（ファンに向けて）いつもご声援ありがとうございます。勝てるように頑張りますのでこれからもご声援よろしくお願いいたします。」

　・勝率　.648での達成は史上9位　（1100勝時達成時最高勝率は結城聡九段の.712）
　・入段から48年3ヶ月での達成は史上12位（最短記録は結城聡九段の29年11ヶ月）
　・61歳11ヶ月での達成は史上11位（最年少記録は結城聡九段で42歳1ヶ月）

　この対局の模様は日本棋院ネット対局「幽玄の間」で棋譜ライブ中継いたしました。