一力、凱旋対局を勝利で飾る シリーズはタイに【第46期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局】


一力遼碁聖
VS
井山裕太棋聖

 連覇を目指す一力遼碁聖井山裕太三冠(棋聖・名人・本因坊)が挑戦する 第46期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局(主催:河北新報社新聞囲碁連盟・ 日本棋院・関西棋院、 特別協賛:ホテル佐勘、 協賛:清水建設、日本製紙、ユアテック)が7月12日(月)に宮城県仙台市 「ホテル佐勘」で打たれ、 一力が242手までで黒番半目勝ちをおさめ、シリーズを1勝1敗のタイとした。 終局時刻は19時38分。残り時間は両者ともに2分だった。

注目の第3局は、5日後の7月17日(土)に石川県金沢市「北國新聞会館」で行われる。

 対局については「日本棋院囲碁チャンネル」の 映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については「新聞囲碁連盟」加盟各紙の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


終局後のコメント

一力遼碁聖
「中盤で甘い手を打ってしまって、ポン抜かれた中央白石を攻めないといけない展開になってしまった。実戦の展開ならそれなりに難しい勝負になったと感じた。 (地元)仙台での対局という事だったのでなんとか結果を出す事ができてほっとした。第3局も気を引き締めて頑張りたい」
井山裕太棋聖
「難しいけれど戦えているという印象はあったが、中央大石のシノギ具合がいまひとつだった。(次局に向けて)自分なりにコンディションを整えて精一杯やりたい」

第46期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局 終局図

黒:一力遼碁聖 白:井山裕太棋聖

(幽玄の間解説:鈴木伸二七段
一力、地元仙台で勝利を飾った
井山、連戦の疲れは無さそう
僅差で逃げ切った一力。流れに乗るか
対局場所となった「ホテル佐勘
2016年に行われた伊勢志摩サミットの際、財務大臣・中央銀行総裁会議が行われた
蘇耀国九段吉原由香里六段による大盤解説会が開かれた
日本棋院囲碁チャンネルの解説で大いに盛り上げた、趙治勲名誉名人林漢傑八段
午前のおやつ:一力:「主婦の店さいち」のおはぎ、アイスコーヒー/井山:アイスコーヒー
昼食:両者「親方おまかせ 握り10貫」
午後の一力のおやつ:「石井屋」のケーキ、柚子レモネード
午後の井山のおやつ:フルーツ盛り合わせ、アイスコーヒー
第3局が行われる「北國新聞会館」(2020年7月18日撮影)



陣容

タイトルホルダー 一力遼碁聖(天元・碁聖)
挑戦者 井山裕太三冠(棋聖/名人/本因坊)
立会人 趙治勲名誉名人
新聞解説 林漢傑八段
記録 伊藤優詩五段辻華初段
大盤解説 解説:蘇耀国九段、聞き手:吉原由香里六段
大盤解説(サテライト会場) 解説:平田智也七段、聞き手:岡田結美子六段
幽玄の間解説 鈴木伸二七段
日本棋院囲碁チャンネル 林漢傑八段、他

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