一力vs井山 第46期碁聖戦挑戦手合五番勝負ついに開幕!




一力遼碁聖
VS
井山裕太三冠
12勝対戦成績22勝
6勝直近10戦対戦成績4勝
6勝挑戦手合対戦成績18勝
奪取1回挑戦手合対戦成績防衛5回
14タイトル数63
2七大棋戦タイトル数50
415勝154敗通算成績730勝290敗
.729通算勝率.716
17勝3敗2021年成績13勝6敗
.8502021年勝率.684
 

 連覇を目指す一力遼碁聖井山裕太三冠(棋聖・名人・本因坊)が挑戦する 第46期碁聖戦(主催:新聞囲碁連盟・日本棋院・関西棋院) 挑戦手合五番勝負が6月26日(土)に岡山県倉敷市「マービーふれあいセンター」でいよいよ開幕する。
 昨期、この碁聖戦で初の七大タイトルを獲得した一力。勢いそのままに天元戦で今回の対戦相手である井山から初めてタイトルを奪取し二冠を達成、九段となった。 また2020年の棋道賞では「最多勝利賞(53勝13敗)」「勝率第1位賞(0.803)」を獲得。2021年の成績も17勝3敗と好調を維持している。
 一方の井山は、芝野との三冠対決だった昨期の本因坊戦を防衛。その勢いのままに芝野から名人位を奪取し四冠に。天元位こそ一力に奪われたものの棋聖9連覇を達成。 三冠を維持したまま碁聖本戦トーナメントも危なげなく勝ち上がり、碁聖挑戦権を獲得した。

 両者による七大タイトル戦は、昨年の第46期天元戦以来7度目。これまでの結果は一力の1勝、井山の5勝である。 一力は第46期天元戦以来の挑戦手合、井山は第76期本因坊戦挑戦手合を並行して戦っている点が気にかかる。第5局を終えて2勝3敗と苦しんでいる上、 日程も過密となり碁聖戦への影響も懸念される。
 これまでの両者の対戦成績は一力の12勝22敗と分が悪いが、直近10局に限れば一力の6勝4敗となり互角と言える(2021年は初対戦)。 これまでに獲得したタイトル数は一力の14(七大タイトルは2)に対し、井山は63(同50)。

 一力が碁聖連覇とするか、井山が昨期の天元戦の雪辱を果たすか注目のシリーズ。現在絶好調の一力に平成~令和の大棋士が挑む大注目の開幕局は、 2018年7月、西日本を中心に襲った「平成30年豪雨」で被災した岡山県倉敷市真備町「マービーふれあいセンター」。 現地では、趙治勲名誉名人の解説による大盤解説会が 実施されるが、定員に達し観戦申込み受付は終了しているとのこと。

幽玄の間ではこの挑戦手合の対局を全局、棋士による解説付き棋譜ライブ中継を実施。 第1局は河野臨九段の解説でお届けする。下記URLではAIによる評価値を確認可能。幽玄の間有料会員様は棋譜の閲覧も可能である。
https://u-gen.nihonkiin.or.jp/live/live_list.asp

また日本棋院囲碁チャンネルでも全局を映像ライブ配信。 チャンネル登録をしておくと映像配信開始時に通知が届くので見逃し防止にオススメである。

大注目のシリーズ、どうぞお楽しみに。

挑戦手合の日程、対局場所

第1局 6月26日(土) 岡山県倉敷市「マービーふれあいセンター
第2局 7月12日(月) 宮城県仙台市「ホテル佐勘
第3局 7月17日(土) 石川県金沢市「北國新聞会館
第4局 8月17日(火) 新潟県新潟市「新潟グランドホテル
第5局 8月29日(日) 東京都千代田区「日本棋院東京本院」

 対局については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。





第1局陣容

タイトルホルダー 一力遼碁聖(天元・碁聖)
挑戦者 井山裕太三冠(棋聖・名人・本因坊)
立会人 山田規三生九段
新聞解説 横田茂昭九段
記録 鳥井裕太三段塚田千春初段
大盤解説 解説:趙治勲名誉名人、聞き手:西山静佳初段
幽玄の間解説 河野臨九段
日本棋院囲碁チャンネル 佐田篤史七段、他

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