井山3連勝 9連覇にあと1勝【第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負第3局】


 囲碁界最高位の棋戦「棋聖戦」九連覇を目指す井山裕太棋聖河野臨九段が挑戦する 第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】第3局が 2月5日(金)、6日(土)に長崎県西海市「オリーブベイホテル」で打たれ、 井山が186手までで白番中押し勝ちしシリーズ3連勝、9連覇にあと1勝とした。終局時刻は19時28分、残り時間は両者ともに1分だった。

 第4局は2月16日(火)、17日(水)に神奈川県箱根町「ホテル花月園」で打たれる。

終局後のコメント

井山裕太棋聖
「1日目からずっと難しく判断できなかった。右上白106は普通に打っては自信がなく、勝負手。 最後振り替わりになって少し良いかと思った。七番勝負は最後まで分からないので、スコアを気にせず自分の碁を打ちたい」
河野臨九段
「最初から判断の難しい碁でした。中央の価値判断がずっとわからなかった。右上白106は予想していなかった。 左上を損しては負けになったので、もっと良い打ち方があったかもしれない。七番勝負を盛り上げられるよう努力したい」
井山3連勝。次戦一気に決着をつけるか
河野、昨年は3連敗のあと2連勝し棋戦を盛り上げた
検討終了後、インタビュー兼(マスク無しで)撮影会
井山昼食:長崎名物「ちゃんぽん」
河野昼食:「五島うどん」
おやつは1日目とフリカワリ、井山「カステラ」、河野「フルーツ」
検討を見つめる4名の棋士。マルチな才能の大橋成哉七段、第2局は読売新聞の観戦記者。今回は『幽玄の間』解説と週刊碁観戦記者を兼務。

第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負第3局 終局図

黒:河野臨九段 白:井山裕太棋聖

(幽玄の間解説:大橋成哉七段

陣容

タイトルホルダー 井山裕太棋聖(名人・本因坊)
挑戦者 河野臨九段
立会人 山田規三生九段
新聞解説 瀬戸大樹八段
記録 小松大樹三段村本渉三段
大盤解説会 中止
幽玄の間解説 大橋成哉七段

 対局については「読売新聞オンライン」、 株式会社囲碁将棋チャンネル運営の「囲碁プレミアム」、 日本棋院ネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
 また詳細・解説については「読売新聞」の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。

 この対局の模様は日本棋院ネット対局「幽玄の間」にて手順ライブ中継を実施したしました。
専用ソフトウェアをインストールすることにより無料でお楽しみいただけます。有料会員登録いたしますと棋士による解説をご覧いただけます。5日間の無料お試し期間がございます。 また有料会員登録いただいた場合、初月度は無料です。
こちらのページではAIによる評価値をご覧いただけます。(棋譜の閲覧は有料会員様限定となります)


日本棋院 書籍・雑誌PR