クイズ―鈴木歩七段の言い換えは何パターン?「つるりん式観る碁のすすめ~こぼれ話」


 ここでは週刊碁連載中の「つるりん式観る碁のすすめ~四字熟語編」で書ききれなかったこぼれ話を紹介します。(つる=鶴山淳志八段、りん=林漢傑八段

 今回も引き続きウニ(鈴木伸二七段)を交えての特別編。ウニの姉弟子(岩田一九段門下)として、鈴木歩七段が登場しました!実は今までミーティングで何度も「鈴木歩七段をやりましょう!」と提案してきたのですが、りんが照れてしまってなかなか取り上げられずにいました。りんは歩さん(りんは鈴木七段をそう呼びます)が大好きなのですが、大好きだからこそ、人前では照れてしまって歩さんを褒められないそうです。「これはつるりんで鈴木七段を取り上げるのは無理かもしれない...」と暗雲が立ち込めていたところを、もう一人の鈴木七段が救ってくださいました。ありがとうございます!!




 さて、週刊碁『つるりん式観る碁のすすめ~四字熟語編』では連載当初から鈴木七段はりんの妻として登場していました。登場の仕方は大体こんな感じです。(例)「りん 歩さん(りんの愛する妻、鈴木歩七段)が言ってたんだけど...」。実は、私、編集Kは()の中を毎回少しずつ変えて紹介していました。りんの歩さんを愛する気持ちは筆舌に尽くしがたいですが、それでもできるだけ正確に皆様にお届けしたい一心でした...。ということで、「りんの妻」を表す鈴木歩七段の言い換え表現が何パターンあったのか、この場を借りて発表させていただきたいと思います。

第1回 行雲流水 歩さん(りんがこよなく愛する妻、鈴木歩七段)
第4回 手練手管 歩さん(りんが全てを捧げた妻、鈴木歩七段)
第6回 八方美人 歩さん(りんが永遠の愛を誓った妻、鈴木歩七段)
第15回 晴雲秋月 歩さん(りんの心をつかんで離さない妻、鈴木歩七段)
第20回 青雲之志 歩さん(りんの妻にして女神、鈴木歩七段)
第60回 虚心坦懐 鈴木歩七段(りんの愛しの妻にしてウニの姉弟子)

 合計6回!!意外と少ない?むしろ多い?どうでしょうか...。この表を見ると、「歩さん」は初回から登場しています。その後、しばらくは定期的に出てきていますが、ここ最近は現れず、今回が久しぶりの登場でした。ひょっとしたら、照れ屋さんのりんは何かを察して、あえてあまり「歩さん」を出さないようにしていたかもしれません...。
 りん先生、みんな、先生の「歩さん」を聞きたいと思っています。ですからどうか「歩さん」を出すのをためらわないでください!

記・編集K