井山裕太NHが優勝【パンダネット杯ネオヒューマン(NH)ペア碁大会・決勝大会】


 8月29日、「パンダネット杯ネオヒューマン(NH)ペア碁大会・決勝大会」(主催:日本ペア碁協会、ペア碁をプラットフォームとしたAI研究会)が東京科学大学「大岡山キャンパス」で行われ、井山裕太NHが優勝を飾った。

 優勝した井山裕太NHには、9月27日に開催される「世界ペア碁最強位戦2026」の優勝ペアとのエキシビジョンマッチに出場する権利が与えられる。

 本大会は「ペア碁をプラットフォームとしたAI研究会」の研究の一環として、人間とAIが1つの人格(ネオヒューマン)となって対決するもの。AIにはKataGoが使用され、人間の持ち時間は一手30秒、AIは探索回数5,000回(人間が考えている時も探索し、上限は5,000回)とし、日本ルール(コミ6目半)で行われた。


井山NH(左)が優勝。「3局ともに主導権を握る局面が多かったことが、AIと息を合わせられる時間が多かった理由かもしれません」と語った

 対局後のインタビューで井山NHは「人間的な発想では悪手であったとしても、その手を活かすことを考えます(=流れを大事にする)が、AIは局面毎に切り離して考えている印象。人間の発想の良さもありますが、AI的な考え方から学ぶべき点もあると思います」とAIの特徴を分析した。

【準々決勝の結果】※左側が勝者
芝野虎丸NH-牛栄子NH
本木克弥NH-富士田明彦NH
村川大介NH-余正麒NH
井山裕太NH-一力遼NH


【準決勝の結果】※左側が勝者
芝野虎丸NH-本木克弥NH
井山裕太NH-村川大介NH

【決勝の結果】※左側が勝者
井山裕太NH-芝野虎丸NH


出場棋士やスタッフ、関係者で記念撮影

決勝戦の大盤解説会の様子。佐田篤史七段(左)と一力遼名人

検討風景

対局者目線ではAIの着手確認用のタブレット画面が見られない形となっている

上野梨紗四段・佐田篤史七段ペア(プロ棋士ペア碁選手権2025優勝ペア)と林隆羽NH学生トップNH)のエキシビジョンマッチは、林NHが勝利した

対局室の全景