井山勝利で決着は最終戦へ【第46期棋聖戦挑戦手合七番勝負第6局】


 囲碁界最高位の棋戦「棋聖」の前人未到10連覇を目指す井山裕太棋聖一力遼九段が挑戦する 第46期棋聖戦挑戦手合七番勝負 (主催:読売新聞社・日本棋院・関西棋院) 第6局が神奈川県箱根町「ホテル花月園」で打たれ、236手で白番の井山が中押し勝ちをおさめシリーズ3勝3敗とした。終局時刻は18時50分、残り時間は井山1分、一力4分だった。
 井山の10連覇か、一力の初棋聖位か、最終第7局は3月17日(木)、18日(金)に京都市右京区「仁和寺」で行われる。

 対局の模様については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については、読売新聞の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。

またもカド番を凌いだ井山、驚異の粘り腰
井山が右上でリードしてそのまま押し切った
両者、次局を見据えてしっかりと検討
局後のインタビュー
対局室の掛け軸『松樹千年翠』
うつろいやすい世の中のうつろうもののみに目を奪われて常住不変の真理を見失うようなことがあってはならないことの意
午後は日が入るため障子を閉めて対局再開
昼食は両者「天ざるそば」
関係者の昼食「エビフライカレー」
盤を挟む石田九段と三浦二段、年の差は56歳
YouTubeでは「鶴山流」「一力の呪い」などの名言(迷言?)が生まれた
2週続けてお世話になったホテル花月園

コメント

井山裕太棋聖
(初日の段階では)一手一手"分からない"だらけで、封じ手の後もどんな進行になるか昨日の段階でははっきり分かっていなかった。実戦は一応黒が入れ子になって、白94のキリに回って、ある程度構想の中にあった進行だった。
(2日目はシノギ勝負となったが)左辺の黒5子を取った時点ではなんとかなるのかと思っていたが、黒145のハサミツケがあまり見えてなくて、白148では実戦のデとかなり迷ったが、部分的にはつらいが黒1子抜きでいかないといけなかったかもしれない。
一応コウになる形が見えて、コウになれば正しく打てれば少しいけているかと思ったが、読み切れてはいなかった。
次も打てるのはありがたい。ベストを尽くして出来ることを精一杯やりたい。
一力遼九段
(右上のワカレでは)想定していたより厳しく来られて、大変な形勢だと思っていた。
(白94に切られた局面では)本当は先手を取って押さえていないと形勢は大変だが、色々手順が難しくて1日目から苦しい展開になった。
(黒105からの)デギった手で普通にヨセているようでは、地合いがはっきり足りないと思っていた。
左辺を捨てる格好になって、(白152まで)この辺りでは少し勝負形になったような気はしていたが、ノゾキ(黒167)で決めたのがまずかったかもしれない。ただ、正しく打っていても色々味の悪い格好なので大変なのかもしれない。
実戦のトバれる手(白178)は見えてはいたが、他の打ち方も分からなかった。もう少し難しくなる手があったかもしれない。
(最終局に向けて)精一杯打つしかない。またすぐ来週にあるので気持ちを切り替えて頑張りたい。




第6局陣容

タイトルホルダー 井山裕太棋聖(名人・本因坊・王座・碁聖)
挑戦者 一力遼九段
立会人 二十四世本因坊秀芳
新聞解説 河野臨九段
記録 大西研也四段三浦太郎二段
幽玄の間解説 鶴山淳志八段
日本棋院囲碁チャンネル 鶴山淳志八段、他


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