許家元、準決勝で力尽く【第7回全羅南道国手山脈国際囲碁大会世界プロ最強戦】


 韓国主催の国際棋戦、第7回全羅南道国手山脈国際囲碁大会世界プロ最強戦が12月10日(金)に開幕。 日本からは許家元九段山下敬吾九段河野臨九段の3名が出場した。 11日(土)10時より準決勝第1試合が行われ、日本勢で唯一人ベスト4に残った許が韓国の卞相壹九段と対戦し153手までで白番中押し負けを喫した。もうひとつの準決勝、申眞諝九段(韓国)-許嘉陽九段(中国)戦は、14時より行われる。
 日本勢はこれで無念の全員敗退となった。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、各国間の移動制限が生じているため、第7回全羅南道国手山脈国際囲碁大会世界プロ最強戦はインターネット対局にて行われる。
 この対局の模様は「日本棋院囲碁チャンネル」(日本選手の対局のみ)、 インターネット対局「幽玄の間」にて配信します。


準決勝の結果(左勝者、△先番)

12月11日(土)
日時勝者 相手
12月11日(土)10時~卞相壹九段韓国中押し許家元九段 
12月11日(土)14時~申眞諝九段韓国中押し許嘉陽九段中国


許家元無念。国際戦決勝まであとひとつのところで敗退
対戦相手は韓国ランキング3位 卞相壹九段
許は、12月8日(水)に行われた阿含・桐山杯日中決戦も含め、国際戦を4日で4局対局
立会人は溝上知親九段
日本棋院囲碁チャンネルで連日解説を行った武宮陽光六段
終局図(黒:卞相壹九段 白:許家元九段)




棋戦概要

棋戦名
第7回全羅南道国手山脈国際囲碁大会世界プロ最強戦
主催
韓国棋院
主管
韓国棋院、全羅南道囲碁協会
後援
全羅南道、霊岩郡、新安郡
協力
日本棋院、中国囲棋協会、台湾棋院

対局概要

対局日時
1回戦 12月10日(金) 10時(日本時間)
2回戦 14時(日本時間)
準決勝1 12月11日(土) 10時(日本時間)
準決勝2 14時(日本時間)
決勝 12月12日(日) 14時(日本時間) (2021.12.12 11:40訂正 10時→14時)
対局場所
日本棋院東京本院6階、各国棋院
対局方式
コミ6目半
持時間各30分、秒読み40秒3回
優勝賞金
4,000万ウォン

出場棋士

日本
韓国
崔哲瀚九段、元晟溱九段、朴廷桓九段、申眞諝九段、申旻埈九段、卞相壹九段、金明訓八段
中国
范廷鈺九段、許嘉陽九段、黄雲嵩八段
中華台北
王元均九段、許皓鋐七段
ワイルドカード
崔精九段(韓国)

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