芝野が勝利 決着は最終局へ【大和ハウス杯第59期十段戦挑戦手合五番勝負第4局】


 初防衛を目指す芝野虎丸十段許家元八段が挑戦する 大和ハウス杯第59期十段戦(主催:産経新聞社、 日本棋院、関西棋院/特別協賛:大和ハウス工業株式会社) 挑戦手合五番勝負第4局が4月20日(火)に東京都千代田区日本棋院東京本院特別対局室「幽玄」の間で打たれ、芝野が149手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ2勝2敗のタイとした。 終局時刻は16時44分。残り時間は黒番の芝野が20分、白番の許が1分だった。
大注目の最終第5局は、4月28日(水)に「日本棋院東京本院」で行われる。

 対局については「産経新聞」、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については「産経新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


終局後のコメント

芝野虎丸十段
「(序盤は時間を使わず打っていた事について)特に構想はなくその場で考えて打っていた。右辺の攻防、カケツギから切られた白48は厳しかったけれど、実戦でしょうがないと思っていた。 (2勝2敗のタイにもどしたが)大変な碁が続いているが、集中して打ちたい。今日はいつも通りにできた」
許家元八段
「(長考の)右辺の白58ツケは二段バネの予定だったが切られたあとを考えるうちに、そちらへいった。進んでみるといまいちだったかもしれない。 (最終局に向けて)泣いても笑っても最後なので、全力を尽くして挑みたいと思う」
芝野、決着を最終局に持ち込む
許、「十段」と「九段」はお預け
三大リーグ戦は白番上座だが、タイトル戦ではタイトルホルダーが上座に座る
日本棋院囲碁チャンネルで解説する、張豊猷八段上野愛咲美女流棋聖



陣容

タイトルホルダー 芝野虎丸十段(王座・十段)
挑戦者 許家元八段
立会人 中小野田智己九段
新聞解説 本木克弥八段
記録 青木裕孝二段三浦太郎初段
幽玄の間解説 張豊猷八段
日本棋院囲碁チャンネル 張豊猷八段、他

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