佐田が2回戦進出【第14回春蘭杯世界囲碁選手権1回戦】


 中国主催の国際棋戦、第14回春蘭杯世界囲碁選手権が3月22日に開幕した。今大会は新型コロナウイルス拡大感染に伴い、各国間の移動制限が生じているため、インターネット対局サイト「野狐」を使用して行われている。
 日本からは井山裕太九段関航太郎八段芝野虎丸九段一力遼九段佐田篤史七段の5名が出場し、 22日に行われた1回戦で佐田が中国の芈昱廷九段を降したものの、一力、井山、関、芝野の4名は敗れた。24日の2回戦では佐田は中国の唐韋星九段と対戦する

前日のペア碁優勝の勢いをかって佐田は中国強豪の芈昱廷を降す
国内序列1位となっての初の国際棋戦、卞相壹に苦杯を喫する
井山は同年代のライバルでもあり友人でもある金志錫に敗れた
年齢制限の無い国際棋戦本戦初出場の関。超早打ちの李欽誠に敗れる
芝野は中国ランキング2位の丁浩に敗れた
日本チーム5名で記念撮影

2回戦組み合わせ

辜梓豪九段(中国)  ―  卞相壹九段(韓国)
許皓鋐七段(中華台北)  ―  李軒豪八段(中国)
柯潔九段中国)  ―  金明訓八段(韓国)
唐韋星九段(中国)  ―  佐田篤史七段
申旻埈九段(韓国)  ―  丁浩九段(中国)
楊鼎新九段(中国)  ―  金志錫九段(韓国)
申眞諝九段(韓国)  ―  李欽誠九段(中国)
朴廷桓九段(韓国)  ―  李維清九段(中国)

1回戦の結果(左側が勝者、△印は先番)

李維清九段(中国)  中押し △Ilya Shikshin 四段(欧州)
△金明訓八段(韓国)  中押し  時越九段中国)
金志錫九段(韓国)  中押し 井山裕太九段
卞相壹九段(韓国)  中押し 一力遼九段
佐田篤史七段  中押し △羋昱廷九段(中国)
△丁浩九段(中国)  中押し  芝野虎丸九段
李軒豪八段(中国)  中押し △李立言(Ryan Li) 三段(北米)
李欽誠九段(中国)  中押し 関航太郎八段

棋戦概要

棋戦名
第14回春蘭杯世界囲碁選手権
主催
中国囲棋協会、春蘭集団
優勝賞金
15万ドル

対局概要

対局日時
1回戦 3月22日(火)11時30分 対局開始(日本時間)
2回戦 3月24日(木)11時30分 対局開始(日本時間)
対局場所
日本棋院東京本院6階にて、インターネット対局サイト「野狐」使用しての対局
対局方式
24 名のトーナメント戦
中国ルール、コミ7目半
持時間各2時間30分、秒読み60秒5回

出場選手

日本
中国
唐韋星九段(前回準優勝)、柯潔九段、辜梓豪九段、楊鼎新九段、丁浩九段、羋昱廷九段、李維清九段、時越九段、李欽誠九段、李軒豪八段
韓国
申眞諝九段(前回優勝)、朴廷桓九段、申旻埈九段、卞相壹九段、金志錫九段、金明訓八段
中華台北
許皓鋐七段
北米
李立言(Ryan Li) 三段
欧州
Ilya Shikshin 四段