３月14日のホワイトデーに真っ赤な大輪が後楽園に咲いた――。

　第20期ドコモ杯女流棋聖の就位式が東京都文京区の「東京ドームホテル」で行われた。

　主催の株式会社ＮＴＴドコモの代表取締役社長の吉澤和弘様の祝辞から、日本棋院の團宏明理事長、台北駐日経済文化代表処の謝長延代表が挨拶に登壇した。

　なかでも、謝代表は「私も同じ謝です（笑）。シェイさんの故郷台湾を代表しておめでとう」と日本語で祝辞を述べた。

　花束贈呈は師匠の黄孟正九段。「普段はあまり褒めないのですが、５連覇のお祝いの席でもありますし、今期は本当に厳しい戦いでしたので、少しは褒めてもいいかな」と挨拶。

　謝辞にたった謝依旻女流棋聖は、「今期で５連覇、名誉女流棋聖の資格をいただきました。これを実際名乗るのは33年後です。日々明日を楽しみにしながら生きてますが、33年後を楽しみに出来るのはなかなかないことかと。（会場にいらした）皆様とも、33年後にお会いできることを楽しみにしております」（会場爆笑）

　パーティーに移ってから、三番勝負第３局を使った「次の一手」クイズ。対局を見ているファンには優しい問題だけに、ほとんど正解。謝女流棋聖の自戦解説と、東京ドームホテル提供の豪華賞品が正解者に進呈され、就位式が終わった。