歴史的一戦!インドネシア、マレーシア出身棋士デビュー!【第30期竜星戦予選】


 第30期竜星戦(主催:株式会社囲碁将棋チャンネル)予選Bが20日に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われ、 2020年4月に外国籍特別採用で入段した、インドネシア出身のフィトラ・ラフィフ・シドキ初段と、マレーシア出身の曽富康(チャン・フーカン)初段が歴史的一戦となる公式戦初対局に臨んだ。
 フィトラ・R・S初段はインドネシア出身、曽初段はマレーシア出身で両国初の囲碁プロ棋士。昨期の外国籍特別採用によりこの春に入段した。
 結果はフィトラ・R・S初段が横塚力七段と対戦し180手までで横塚力の白番中押し勝ちだった。曽初段は武宮陽光六段と対戦し武宮の白番半目勝ちだった。

フィトラ・R・S初段コメント:
「デビュー戦なので勝ちたかったが力が足りなかった。自分なりの手は打てたと思うがいい手とは別とは思う。胸を借りるつもりで打った。初対局で来てからどうしたらよいのかなどわからなく緊張したが、対局は集中して打てた。」

横塚力七段コメント:
「序盤いやなところを打たれた。AIと打っているようだった。後半頑張らなければと思った。新入段の子はみんな強くてすぐ抜かされそう。頑張らないと。」

曽富康初段コメント:
「最後までわからなかった。中盤チャンスがあったように思ったが残念な結果だった。初めての手合は楽しかった。思ったより緊張はしなかった。(対戦相手の武宮先生は)中盤が強かった。(今後は、)もっと実力をあげたい。」

武宮陽光六段コメント:
「いまどきの好青年という印象。棋風は落ち着いた感じでした。」

デビュー戦は黒星
惜しくも半目負け
横塚力七段との対局に「胸を借りるつもりで(打った)」
「(武宮先生は)中盤が強かった」
終局後別室のインタビューの際笑顔を見せた曽
この横塚力七段-フィトラ・R・S初段戦の模様は囲碁プレミアムで放映しました。
竜星戦の本戦、決勝トーナメントは囲碁将棋チャンネルで放映します。