芝野、井山のプレーオフに【第50期名人戦挑戦者決定リーグ最終一斉対局】

 一力遼名人への挑戦権を争う、第50期名人戦 (主催:朝日新聞社/日本棋院/関西棋院) 挑戦者決定リーグの最終一斉対局が7月21日(月)に行われた。

 挑戦者争いは第8ラウンドまでリーグ成績6勝1敗の井山裕太王座、6勝2敗の福岡航太朗七段、 5勝2敗の芝野虎丸十段許家元九段に絞られていた。

 井山裕太王座が広瀬優一七段に敗れ、芝野虎丸十段が村川大介九段に勝利し、 許家元九段が山下敬吾九段に勝利したため、リーグ成績6勝2敗で芝野虎丸十段、井山裕太王座、許家元九段、福岡航太朗七段が並んだ。 同率の場合はリーグ順位上位2名での決戦を行う規定により、挑戦権は芝野虎丸十段、井山裕太王座のプレーオフで争われることとなった。

 プレーオフは7月24日(木)に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われる。

 また、残る1局、余正麒八段関航太郎九段戦は余正麒八段が勝利した。
 この結果、許家元九段、福岡航太朗七段が6勝2敗、余正麒八段が5勝3敗で残留し、広瀬優一七段が3勝5敗、村川大介九段が2勝6敗、山下敬吾九段、関航太郎九段が1勝7敗でリーグ陥落となった。