井山勝利で決着は最終局へ【第46期名人戦挑戦手合七番勝負第6局】


井山裕太名人
VS
一力遼天元

 名人2連覇および通算8期を目指す井山裕太名人一力遼天元が挑戦する 第46期名人戦挑戦手合七番勝負 (主催:朝日新聞社・日本棋院・関西棋院) 第6局は静岡県熱海市「あたみ石亭」で10月19日(火)・20日(水)と打ち継がれ、黒番の井山裕太名人が中押し勝ちをおさめシリーズ3勝3敗となった。残り時間は井山が12分、一力が9分、終局時刻は18時7分だった。
 最終第7局は11月4日(木)・5日(金)に静岡県河津町「今井荘」で行われる。

 対局の模様については、朝日新聞デジタル、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信 (1日目2日目)、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については、朝日新聞紙面の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


終局後のコメント

井山裕太名人
「一手一手わからない事だらけだったが、右上の形がコウの解消に時間がかかるのでそれなりに打てるのではと思っていた。(右上の戦いが収束して)優勢と感じた。最終局まで行けて良かった。最後まで自分の悔いのないようにベストを尽くしたいと思う」
一力遼天元
「二手かけて右上のコウを解消するのでは自信がなかったけれど、そう打つよりなかった。実戦で解消されて辛くなった。2日目は良い場面が無かった。フルセットの碁が続いているので、精一杯力を出し切れるように頑張りたい」

名人戦でもカド番から追いついた井山、勝負強さが際立つ
一力は碁聖戦での借りを返せるか
PCでも大盤でもコンビネーション抜群のつるそんコンビ
暴れ馬解説(!?)は囲碁将棋TV-朝日新聞社-
碁盤を囲んでの熱心な検討
右手の建物が対局室の弓ヶ浜
対局室前の池にはたくさんの鯉、たまに「ちゃぽん」と跳ねる音が聞こえる

第6局1日目



第6局2日目




陣容

タイトルホルダー 井山裕太名人(棋聖・名人・本因坊・碁聖)
挑戦者 一力遼天元
立会人 24世本因坊秀芳
新聞解説 孫喆七段
記録 小山空也五段近藤登志希二段
幽玄の間解説 高尾紳路九段
日本棋院囲碁チャンネル 孫喆七段、他


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