大激戦を井山が制す!五連覇まであとひとつ【第41期棋聖戦挑戦手合七番勝負第5局】


井山裕太棋聖河野臨九段が挑戦する第41期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】第5局が3月1、2日に山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われた。

結果は165手まで黒番の井山が中押し勝ちをおさめシリーズ3勝2敗とし、タイトル防衛に王手をかけた。 終局は19時18分、持時間8時間のうち残り時間は黒番の井山が1分、白番の河野が1分だった。

注目の第6局は3月9日(木)、10日(金)に新潟県南魚沼市「温泉御宿 龍言」で行われる。
この対局の詳細は「読売新聞」「週刊碁(毎週月曜日発売)」「月刊碁ワールド(毎月20日発売)」などの観戦記でお楽しみ下さい。

両対局者のコメント

井山棋聖:
「左辺の捨て方は良くなくて、まだちょっとだめだったのかもしれない。最後なんとか右上をとれそうなのがわかった時にはいけそうだなと思った。凄くいい良い内容とは言えなかったが自分なりに精一杯打てたので、次局もそういう気持ちで打ちたいと思う。」

河野挑戦者:
「一番最初から難しいかった。最後はもうちょっと頑張った打ち方を探さなければならなかったが、実践は黒の打ち方がぴったりだった。次も力いっぱい戦えるようにしたい。」


「棋聖戦史上まれにみる大激戦」(小林覚九段談)、を制した井山。

熱い戦いを終えた対局者の検討を棋士達が見守る。タイトル決定局となる可能性がある第6局に大きな注目が集まる。

控室では熱心な検討がなされた。左から立会の小林覚九段、山梨県出身の内田修平七段、新聞解説の蘇耀国九段、記録の奥田あや三段。

第41期棋聖戦挑戦手合七番勝負第5局終局図

黒:井山裕太棋聖 白:河野臨九段 黒中押し勝ち


(幽玄の間解説:三谷哲也七段

お知らせ

棋聖戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。

また、囲碁プレミアムでも生中継いたします。

第41期棋聖戦挑戦手合七番勝負特設ページはこちら

ネット対局「幽玄の間」では封じ手予想クイズを実施しています。 たくさんのご応募お待ちしております!