許家元 初優勝!【第28期阿含・桐山杯 全日本早碁オープン戦決勝】


井山裕太桐山杯
VS
許家元十段

 2年連続6回目の優勝を目指す井山裕太桐山杯と 6期ぶりの決勝進出、初優勝を目指す許家元十段が対戦する 第28期阿含・桐山杯 全日本早碁オープン戦・決勝 (特別協賛:阿含宗/ 後援:毎日新聞社京都新聞社) が10月2日(土)に京都府京都市山科区「阿含宗本山総本殿 蝸牛庵(かぎゅうあん)」で打たれ、 許が214手までで白番中押し勝ちをおさめ初優勝を飾った。終局時刻は17時9分。井山の6度目の優勝はならなかった。

 この対局については 「日本棋院囲碁チャンネル」の 映像ライブ配信および ネット対局「幽玄の間」にてライブ中継いたしました。

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終局後のコメント

許家元十段
「(一局を振り返って)布石で得したかな。けれど戦いになっていき、形勢判断しづらかった。 (終盤難解な展開が続いたが)取られた石をつながったところで優勢を感じた。(2回目の決勝進出、公式戦10連勝でのタイトル獲得について) 正直優勝できるとは思っていなかった。これからの自信になったと思う」
井山裕太桐山杯
「最初から経験のない進行。白石に食いついていく形が打ちすぎだったかも。実戦感触的にはまずくした。 好転したかなという場面もあったが、終盤に中央白石をちいさく取らされて大変な形勢になった。 苦しい碁もまずまずの碁もあったが、決勝は好転した時のチャンスを活かせなかったと思う」

第28期阿含・桐山杯 全日本早碁オープン戦決勝

黒:井山裕太桐山杯 白:許家元十段

(幽玄の間解説:村松大樹六段

許家元初優勝!
井山過密日程の影響はあったか?
記録係は関西総本部の美男美女コンビ
コロナ禍のため大盤解説会は無観客で実施。勝負どころでは3,000人を超える観戦者が同時接続し中継を見守った

陣容

対局者 井山裕太桐山杯許家元十段
立会人 山下敬吾九段
記録 小松大樹三段安田明夏初段
大盤解説 解説:山下敬吾九段、聞き手:水戸夕香里三段
幽玄の間解説 村松大樹六段
日本棋院囲碁チャンネル 大盤解説会の模様を中継


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