韓友賑が初優勝!日本勢は1回戦敗退【第10回グロービス杯世界囲碁U-20本戦】


世界の20歳未満の選手16名で争う第10回グロービス杯世界囲碁 U-20(協賛:株式会社グロービス)の本戦トーナメントが、6月4日(日)に日本棋院「幽玄の間」を使用してネット対局で行われ、決勝では韓国の韓友賑七段が中国の王星昊八段を破って初優勝となった。

日本勢は出場した6名のうち、酒井佑規四段、小西理章初段が本戦トーナメントへと進出したが、ともに1回戦で敗退となった。

※ネット対局のトラブルにより、準々決勝の対局開始が2時間遅れて12時開始となりました。ご迷惑をおかけいたしまして大変申し訳ございませんでした。

優勝した韓友賑七段

優勝コメント

「昨日1人で散歩しながら、"今日うまくいけば優勝することもできるんじゃないか "という感じがした。決勝で対戦した王星昊八段は強い相手だったが、普段から棋譜をたくさん見てよく知っている部分もあった」
「中国に2年連続優勝カップを奪われ、今回は韓国が優勝しなければならないというプレッシャーがあって緊張したが、対局が遅延されて緊張が解けたようだった。 初の世界大会優勝ができてうれしい」

準優勝は王星昊八段 3連覇ならず
3位は屠暁宇八段
4位は第7回(2020年)優勝の文敏鍾六段
中華台北の徐靖恩五段
日本勢で本戦に進んだのは2人
酒井は1回戦で文敏鍾六段に敗れる
小西は1回戦で王星昊八段に敗れる


6月4日(日)の結果(左が勝者・△は黒番)

決勝

 韓友賑七段 2目半 △王星昊八段

3位決定戦

△屠暁宇八段 4目半  文敏鍾六段

準決勝

 王星昊八段 時間切れ △文敏鍾六段
△韓友賑七段 中押し  屠暁宇八段

準々決勝

△文敏鍾六段 中押し  酒井佑規四段
 王星昊八段 中押し △小西理章初段
 屠暁宇八段 中押し △徐靖恩五段
 韓友賑七段 中押し △許一笛三段

棋戦概要

棋戦名
第10回グロービス杯世界囲碁U-20
※ 非公式戦として実施
主催
公益財団法人日本棋院
協賛
株式会社グロービス
日程
  • 6月3日(土)グループリーグ
    第1戦10:00~、第2戦13:00~、第3戦15:30~
  • 6月4日(日)本戦トーナメント
    準々決勝10:00~、準々決勝13:00~、決勝・3位決定戦15:30~
  • ※ 全て日本時間
  • ※ 16名(4名一組)のグループリーグをダブルエリミネーション方式で行い、2勝者8名が本戦トーナメントに進出
対局方式
ネット対局NHK杯方式(一手30秒1分単位で10回の考慮時間)
対局場所
日本、中国、韓国、中華台北の代表選手は各国・地域棋院
欧州、北米、アジア・オセアニアの代表は自宅(カメラで確認できる環境)
出場資格
2023年1月1日現在で20歳に満たない者。
日本代表は同日時点でプロであること

出場選手

日本
中国
屠暁宇八段
王星昊八段
許一笛三段
韓国
韓友賑七段
文敏鍾六段
李沇五段
中華台北
徐靖恩五段
欧州  北米  アジア・オセアニア
デニス・ドブラニス
アマ7段(ルーマニア)
ケビン・ヤン初段(アメリカ)
ポンサカラン・ソーナラ
アマ7段(タイ)