上野はベスト8で敗退【第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権3回戦】


 世界の女流棋士24名で争われる第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権の準々決勝(3回戦)が8月1日に行われた。
 日本勢で唯一勝ち残っていた上野愛咲美四段は韓国の崔精九段と対戦し、中押しで敗れベスト4進出はならなかった。
 新型コロナウイルス拡大感染に伴い、各国間の移動制限が生じているため、第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権はネット対局「野狐」囲碁 にて行われる。
 7月30日(土)に1回戦、31日(日)に2回戦、8月1日(月)に準々決勝が行われた。準決勝戦は11月30日(水)、決勝戦は12月2日(金)から4日(日)にかけて行われる予定。
 この対局の模様は、インターネット対局「幽玄の間」にて配信します。
 またYouTube「日本棋院囲碁チャンネルでは30日の1回戦を安達利昌七段が、31日の2回戦と8月1日の準々決勝は広瀬優一六段の解説でお届けしました。

惜しくもベスト4進出を逃した上野
世界最強の女流棋士、崔精九段
日本棋院囲碁チャンネルでは広瀬優一六段と大西竜平七段が解説
対局前の記念撮影

【準決勝組み合わせ】

呉侑珍九段(韓国)―崔精九段(韓国)
金彩瑛七段(韓国)―王晨星五段(中国)

【準々決勝の結果】

 呉侑珍九段(韓国) 中押し △陸敏全六段(中国)
 金彩瑛七段(韓国) 半目 △黒嘉嘉七段(中華台北)
 崔精九段(韓国) 中押し △上野愛咲美四段(日本)
△王晨星五段(中国) 中押し  盧鈺樺四段(中華台北)

棋戦概要

棋戦名
第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権
主催
中国囲棋協会、福州市人民政府
協賛
福州市体育局、鼓楼区人民政府、長楽区人民政府、福州市囲碁協会
協力
日本棋院、韓国棋院、台湾棋院、ヨーロッパ囲碁連盟、アメリカ囲碁協会、福建省囲碁協会
優勝賞金
50万人民元

対局概要

対局日時
1回戦7月30日(土)13時対局開始(中国時間12時)
2回戦7月31日(日)13時対局開始(中国時間12時)
3回戦8月1日(月)13時対局開始(中国時間12時)
対局場所
日本棋院東京本院4階会議室にて、インターネットサイト「野狐」を使用してのオンライン対局
対局方式
24名のトーナメント戦
中国ルールコミ7目半
持時間各2時間、秒読み60秒5回
抽選
1回戦は7月29日(金)17時30分に抽選予定。

出場選手

日本代表
中国代表
於之瑩七段(前回準優勝)、芮廼偉九段、陸敏全六段、王晨星五段、李赫五段、汪雨博四段、呉依銘四段、李小溪二段
韓国代表
崔精九段(前回優勝)、呉侑珍九段、金彩瑛七段、曺承亜五段、金恩持三段
中華台北
盧鈺樺四段
北米
豊雲九段、殷明明初段
欧州
DinaBurdakovaアマ五段(ロシア)、Virzhinia Shalnevaアマ四段(ロシア)
ワイルドカード
周泓余六段(中国)、黒嘉嘉七段(中華台北)