いよいよ決着へ。最終第7局、芝野の先番【第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負第7局】


本因坊文裕
VS
芝野虎丸王座
 

 10連覇を目指す本因坊文裕(=井山裕太九段)に、史上最年少本因坊獲得を目指す芝野虎丸王座が挑戦する 第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負(主催:毎日新聞社、 日本棋院、関西棋院/協賛:大和証券グループ) 第7局が7月6日(火)に山梨県甲府市 「常磐ホテル」で開始した。
 定刻の9時00分に立会人の片岡聡九段の合図により、最終第7局のため再度ニギリが行われ芝野の先番と決まり対局が始まった。 持ち時間は各8時間。1日目は本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり7日(水)に2日目が打ち継がれる。
 山梨県で行われる本因坊戦挑戦手合は3年連続8回目、他棋戦を含めた挑戦手合は32回目。 文裕の山梨県での挑戦手合は16回目。成績は7勝8敗。芝野の山梨県での挑戦手合は4回目。成績は1勝2敗。 シリーズはここまで3勝3敗の五分。文裕が10連覇を達成するか、芝野が最年少本因坊を獲得するか、泣いても笑ってもこの最終第7局で決着する注目の大一番だ。

 対局については「毎日新聞」、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信 (1日目2日目)、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については「毎日新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


前日のコメント

本因坊文裕
「泣いても笑っても今回で終わり。ありのままの自分を出せたら。自分を信じて精一杯ベストを尽くしたい」
芝野虎丸王座
「6局目あたりから緊張というより楽しみが大きい。成績は気にしないで自分の碁が打てれば」
芝野の先番で対局開始 初手は16の四 ホシ
初手は16の四 ホシ(画像:日本棋院囲碁チャンネル
対局場所の山梨県甲府市「常磐ホテル」(2020年6月撮影)





陣容

タイトルホルダー 本因坊文裕(棋聖・名人・本因坊)
挑戦者 芝野虎丸王座
立会人 片岡聡九段
新聞解説 趙善津九段
記録 常石隆志四段大西研也四段
大盤解説→中止→映像解説 解説:孫喆七段、聞き手:木部夏生二段
幽玄の間解説 内田修平七段
日本棋院囲碁チャンネル 孫喆七段木部夏生二段、他

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