3年ぶり能代対局 文裕の先番で対局開始【第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負第2局】


本因坊文裕
VS
芝野虎丸王座
 

 10連覇を目指す本因坊文裕(=井山裕太九段)に芝野虎丸王座が挑戦する 第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負(主催:毎日新聞社、 日本棋院、関西棋院/協賛:大和証券グループ) 第2局が5月24日(月)に秋田県能代市 「旧料亭金勇」で開始した。 同地では第69期(2014年)より隔年で本棋戦が開催されていたが昨年は新型コロナウィルス感染症の影響により開催が見送られており、3年ぶり4回目の開催となった。
 定刻の9時00分に立会人の二十四世本因坊秀芳(=石田芳夫九段)の合図により文裕の先番で対局が始まった。 持ち時間は各8時間。1日目は本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり25日(火)に2日目が打ち継がれる。

 対局については「毎日新聞」、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信(1日目2日目)、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については「毎日新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


前日のコメント

本因坊文裕
「金勇さんの広い対局場は印象に深い対局場。過去3度、結果も含めて気持ちよく打てた印象。今回も自分の力を発揮できればと思う」
芝野虎丸王座
「秋田県は初めて。涼しくて過ごしやすい。対局場所は広いが静かなので集中できそう。第1局はあまりいい内容ではなかったがまだこれからなので集中して打ちたい」
文裕の先番で対局開始 初手は17の四 小目
初手は17の四 小目(画像提供:日本棋院囲碁チャンネル
対局場所の 国登録有形文化財「旧料亭金勇」
検分後に庭園で記念撮影





陣容

タイトルホルダー 本因坊文裕(棋聖・名人・本因坊)
挑戦者 芝野虎丸王座
立会人 二十四世本因坊秀芳
新聞解説 高尾紳路九段
大盤解説(中止となり映像解説を実施) 解説:横塚力七段、聞き手:奥田あや四段
記録 風間隼四段小松大樹三段
幽玄の間解説 首藤瞬八段
日本棋院囲碁チャンネル 横塚力七段、他

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