文裕決めるか、山下踏ん張るか 第5局始まる【第73期本因坊戦挑戦手合七番勝負第5局】

本因坊文裕(井山裕太九段)山下敬吾九段が挑戦する第73期本因坊戦挑戦手合七番勝負【主催: 毎日新聞社】第5局が6月30日(土)に福島県会津若松市の「今昔亭」で始まった。

山下の先番で9時より対局が始まった。持ち時間は各8時間。1日目は、本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり、7月1日に2日目が打ち継がれる。また、29日には前夜祭が開かれ、両対局者が意気込みを語った。

両対局者コメント

山下九段「私はこちらに来させていただくのは4回目で、前回来たのは多分3年前ぐらい前で、その時も相手は井山さんだったんですけども、確か挨拶で什の掟のことをお話して、先輩をちゃんと立てろという様なことを言った記憶があるんですけど、ちょっとご機嫌を損ねたのかボコボコにされたような記憶が残ってまして、よく考えたら井山さんがそんなことをするはずがないので、僕の挨拶を聞いてなかったのかなと思うので、今回はちゃんと聞いてくださってると思うんですけど、什の掟には他にも弱いものいじめをしてはいけないというのも確かあったと思いますので、井山さんは七冠で囲碁界では強者ですし、今回本因坊戦でもここまで1勝3敗ですので、明日は、今回は戊辰150周年という記念すべき年でもありますので、什の掟が守れないような井山先生ではないと私は信じております。
内容としてはいい戦いをしていただいて、最後にこちらに結果が残るようにしていただければ、と思っております。皆様に楽しんでいただけるような碁を精一杯お見せしたいと思います」

本因坊文裕「私もこちらの今昔亭さんに来させていただくのは4回目になると思うんですけど、毎回地元の皆様には暖かく迎えていただいて大変感謝しております。先ほどから、(事前の挨拶で)大和証券グループ様や山下先生から妙なプレッシャーをかけられていますけども、明日からの対局はベストを尽くすんですけども、もちろん勝てば自分が非常にうれしいですし、負けても皆様に喜んでいただけるということで、気楽な気持ちで望めるのではないかと思っています。
こちらでの対局はいつも非常に厳しい戦いになることが多いですけども、明日、明後日も自分の納得のいく戦いができるように精一杯頑張りたいと思いますし、皆様に喜んでいただける碁をお見せできればと思いますので、明日からよろしくお願いします。」

山下の先番で始まった
戊辰戦争から150年。白虎隊が自刃した飯盛山で両対局者が献花を行った
前夜祭で両対局者に花束贈呈
立会
片岡聡九段
新聞解説
蘇耀国九段
記録
大淵浩太郎四段大表拓都二段
現地大盤解説
解説・宮崎龍太郎七段武宮陽光六段 聞き手・西山静佳初段

本因坊戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。

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