藤沢、準々決勝進出【第4回呉清源杯世界女子囲碁選手権2回戦】


 中国主催の女流棋士国際棋戦「第4回呉清源杯世界女子囲碁選手権」が新型コロナウイルス感染拡大に伴い 各国間の移動制限が生じているためネット対局で開幕した。
 7月19日(月)の2回戦には1回戦を勝ち上がった、上野愛咲美四段鈴木歩七段仲邑菫二段とシードの藤沢里菜五段が登場した。 結果は、藤沢が勝利しベスト8、準々決勝へ進んだ。上野、鈴木、仲邑は惜しくも敗退となった。準々決勝は7月20日(火)13時より打たれる。

 この対局の模様は日本棋院ネット対局「幽玄の間」で手順ライブ中継いたします。


7月19日(月)2回戦の結果(左勝者、△黒番)

 藤沢里菜五段    2目半 △李鑫怡三段(中国)
 於之瑩六段(中国) 中押し △上野愛咲美四段
 王晨星五段(中国) 中押し △鈴木歩七段
 周泓余六段(中国) 中押し △仲邑菫二段
△方若曦四段(中国) 中押し  芮廼偉九段(中国)
 崔精九段(韓国)  中押し △陸敏全六段(中国)
 呉侑珍七段(韓国) 2目半 △李赫五段(中国)
△曺承亜三段(韓国) 1目半  唐嘉雯四段(中国)


7月20日(火)準々決勝の組み合わせ

藤沢里菜五段    - 於之瑩六段(中国)
方若曦四段(中国) - 曺承亜三段(韓国)
王晨星五段(中国) - 呉侑珍七段(韓国)
周泓余六段(中国) - 崔精九段(韓国)

藤沢、呉清源杯で初勝利を挙げた
上野、念願の於之瑩との公式戦初対局も敗退
鈴木、2回戦の壁を突破できず
仲邑、強豪相手に中盤まで見せ場を作った


棋戦概要

棋戦名
第4回呉清源杯世界女子囲碁選手権
主催
中国囲棋協会、福州市人民政府
協賛
福州市体育局、鼓楼区人民政府、長楽区人民政府、福州市囲碁協会
協力
日本棋院、韓国棋院、台湾棋院、ヨーロッパ囲碁連盟、アメリカ囲碁協会、福建省囲碁協会
優勝賞金
50万人民元

対局概要

対局日時
1回戦7月18日(日)13時対局開始(中国時間12時)
2回戦7月19日(月)13時対局開始(中国時間12時)
3回戦7月20日(火)13時対局開始(中国時間12時)
対局場所
日本棋院東京本院にて、中国サイト「野狐」を使用してのインターネット対局
対局方式
24名のトーナメント戦
中国ルールコミ7目半
持時間各2時間、秒読み60秒5回
抽選
1回戦は7月17日(土)に抽選。

出場選手

日本代表
中国代表
周泓余六段(前回優勝)、於之瑩六段(前回準優勝)、芮廼偉九段、陸敏全六段、王晨星五段、李赫五段、方若曦四段、唐嘉雯四段、李鑫怡三段
韓国代表
崔精九段、呉侑珍七段、金彩瑛六段、曺承亜三段
中華台北
盧鈺樺三段
北米
豊雲九段、殷明明初段
欧州
Natalia Kovaleva アマ五段(ロシア)、Manuela Marz アマ三段 (ドイツ)
ワイルドカード
黒嘉嘉七段(中華台北)、仲邑菫二段(日本)