上野が勝利し決着は最終局へ【第46期新人王戦決勝三番勝負第2局】


上野愛咲美四段
VS
外柳是聞三段

 25歳以下、六段以下の棋士で争う第46期新人王戦決勝三番勝負 (主催:しんぶん赤旗・日本棋院・関西棋院) 第2局、上野愛咲美四段外柳是聞三段戦が9日(土)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、 上野が261手までで黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ1勝1敗のタイとした。注目の最終第3局は、10月15日(金)「日本棋院東京本院」で行われる。 終局時刻は18時24分。残り時間は黒番の上野が2分、白番の外柳が1分だった。

 対局の模様については、「日本棋院囲碁チャンネル」の 映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については、しんぶん赤旗紙面の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。



終局後のコメント

上野愛咲美四段
「(今日の碁は)途中からぜんぜんダメだと思っていたので3局目打てることがうれしい。しっかり勉強して安定感のある碁を打ちたいと思います」
外柳是聞三段
「1局目、2局目どっちも内容がまずかったので1勝1敗はまだいい方なのかなと。3局目は厳しい戦いになると思うが精いっぱい準備して結果を気にせず普段通り打ちたい」

第46期新人王戦決勝三番勝負第2局 終局図

黒:上野愛咲美四段 白:外柳是聞三段

(幽玄の間解説:大西竜平七段
上野、歴史的偉業にあと1勝
外柳、リードを奪うも時間に追われ・・
対局は日本棋院東京本院特別対局室「幽玄」で行われた
女流タイトル戦を数多く打っている上野でも「幽玄」の上座経験は少ない
注目度も高く、メディアも多く訪れた
左から、同門の上野の応援に来た関航太郎七段・幽玄の間解説の大西竜平七段
勉強に来た(本人談)謝依旻七段・映像解説の安達利昌七段
立会人の三村智保九段と弟子で記録係の茂呂有紗二段。「弟子とはやりづらい(三村談)」




陣容

対局者 上野愛咲美四段
対局者 外柳是聞三段
立会人 三村智保九段
記録 近藤登志希二段茂呂有紗二段
幽玄の間解説 大西竜平七段
日本棋院囲碁チャンネル 安達利昌七段、他


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