藤沢が先勝 4連覇にあと1勝【博多・カマチ杯第32期女流名人戦挑戦手合三番勝負第1局】


 4連覇を目指す藤沢里菜女流名人上野愛咲美女流二冠(女流棋聖・扇興杯女流最強位)が挑戦する 博多・カマチ杯第32期女流名人戦(特別協賛:一般社団法人巨樹の会/ 協賛:株式会社トータルメディカルサービスコニカミノルタジャパン株式会社) 挑戦手合三番勝負が4月14日(水)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、藤沢が215手までで黒番1目半勝ちをおさめ先勝、4連覇にあと1勝とした。
 終局時刻は17時40分。残り時間は両者ともに1分だった。注目の第2局は4月16日(金)に第1局と同様東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれる。

 対局については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


終局後のコメント

藤沢里菜女流名人
「序盤模様の碁となって途中からわからなくなった。最後(右上の)2子を飲み込んで細かくなったかなと思った。前半が白にうまく打たれてしまい後半ずっと苦しかった。(あさっての2局目に向けて明日の過ごし方は?)前半が酷すぎた。ご飯を食べてゆっくり過ごしたい」
上野愛咲美女流棋聖
「中盤はうまくしのげたと思っていたが、死活を間違えてあやしくなった。(あさっての2局目に向けて明日の過ごし方は?)手合日なので先生方の手合をみてゆったり過ごそうと思います」
藤沢、先勝! 4連覇にあと1勝とした
あとが無くなった上野。2日後の第2局に向け切り替えられるか
『幽玄の間』解説の富士田明彦七段(左)と映像解説の謝依旻六段(右)
ニギリは、黒の上野が奇数を示し、白の藤沢が偶数個ニギッたため藤沢の先番に
対局は日本棋院東京本院7階特別対局室で行われた





陣容

タイトルホルダー 藤沢里菜女流名人(若鯉杯/女流本因坊/女流名人/女流立葵杯/博多・カマチ杯)
挑戦者 上野愛咲美女流棋聖(女流棋聖/女流最強位)
立会人 マイケル・レドモンド九段
記録 金子真季二段三浦太郎初段
幽玄の間解説 富士田明彦七段
日本棋院囲碁チャンネル 謝依旻六段、他

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