活動報告

GO・碁 ジャパン

2021年度(令和3年度)活動状況

  1. 活動概況
     ナショナルチームは、総勢41名(育成枠15名を含む)の棋士が結集し、13の国際棋戦に参加しました。
     前期に引き続き、コロナ禍で中国・韓国への派遣は無く、各国・地域棋院にてリモート対局を行いました。
     ナショナルチームは、トッププロが国際戦により多く参加できるようスケジュールの調整、選手選抜を行い、さらに若手棋士が国際戦で活躍できるよう育成していく方針です。また日本が世界一の座を奪還できるよう、日本の代表としてナショナルチーム一丸となって努力してまいります。
  2. 応援募金収支
    応援募金の受取りは3,392千円(189件)で、多くの皆様からご支援をいただきました。
    応援募金の使途については、以下のとおりです。
    • (1)国際棋戦に参加するために必要な通訳などにかかわる経費補助
    • (2)参戦する棋士及び若手棋士育成のために棋力強化研究などの経費補助
    • (3)ポスター・チラシ作成、通信費、発送費等管理費などの経費補助

    『 応援募金の収支状況 』
    2022年3月末 応援募金受取額 3,392千円(189件)
    応援募金の使途 通訳などにかかわる経費 76千円
    棋力強化研修費 236千円
    管理費(ポスターチラシ作成)、通信費、発送費等 369千円
    合計 681千円
    • ※ 今期は海外渡航がなく、合宿も行われなかったために、実質通信費・発送費と国内移動費のみでした。募金受け取り額3,392千円から使途合計額681千円を引いた額2,711千円は次期繰越金として、次期の活動に活用いたします。
  3. 活動内容は、以下のとおりです。
    • (1) チーム編成
      監督 高尾紳路九段(選手兼任)
      ヘッドコーチ 張栩九段(選手兼任)
      コーチ 瀬戸大樹八段◇、平田智也七段
      選手 井山裕太棋聖、芝野虎丸王座、一力遼天元、山下敬吾九段、張栩九段、羽根直樹九段、高尾紳路九段、河野臨九段、村川大介九段◇、許家元八段、伊田篤史八段、本木克弥八段、余正麒八段◇、富士田明彦七段、孫喆七段、六浦雄太七段、大西竜平七段、佐田篤史七段◇、小池芳弘六段、広瀬優一五段、関航太郎三段
      向井千瑛六段、謝依旻六段、藤沢里菜四段、上野愛咲美四段、牛栄子三段
      育成選手 酒井佑規二段、加藤千笑二段、仲邑菫二段、渡辺寛大初段◇、藤井浩貴初段、三浦太郎初段、竹下凌矢初段★、田中佑樹初段★、三戸秀平初段★、上野梨紗初段、張心澄初段、徐文燕初段★、辻華初段、三島響初段★◇、表悠斗初段★◇
      ※◇は関西棋院、★は新加入
    • (2) 参戦棋戦
      LG杯、三星杯、農心杯、春蘭杯、甲級リーグ、SENKO CUP、グロービス杯、国手山脈杯、国際新鋭団体戦等
      ※ すべてネット対局
    • (3) ネット対局「幽玄の間」を利用した強化対局
      台湾棋院所属棋士との対抗戦を4/17、10/2、12/4の計3回行いました。
      週1回土曜日に日本棋院ネット対局「幽玄の間」を利用した研究会にて研鑽を行いました。