平成30年度(2018年度) 活動状況等の報告
- 活動概況
ナショナルチームは、総勢39名(育成枠16名を含む)の棋士が結集し、20の国際棋戦に参加しました。
現在、日本は中韓に押され、国際戦においては非常に厳しい状況となっておりますが、4月に行われた日中竜星戦では芝野虎丸七段が中国の柯潔に勝ち、優勝したことは明るい兆しとなりました。
現在は厳しい状況ですが、新年度は、仲邑菫初段をはじめ、若く有望な棋士が世界での活躍を目標に入段しております。
ナショナルチームとしては若手棋士が国際戦で活躍できるよう育成していく方針です。また日本が世界一の座を奪還できるよう、ナショナルチーム一丸となって努力してまいります。 - 応援募金収支
応援募金の受取りは2,900千円(218件)で、多くの皆様からご支援をいただきました。
応援募金の使途については、以下のとおりです。- (1)国際棋戦に参加するために必要な通訳などにかかわる経費補助
- (2)参戦する棋士及び若手棋士育成のために棋力強化研究などの経費補助
- (3)ポスター・チラシ作成、通信費、発送費等管理費などの経費補助
『 応援募金の収支状況 』
平成31年3月末 応援募金受取額 2,900千円(218件) 応援募金の使途 通訳等に係る経費 1,146千円 棋士強化研修経費 1,942千円 管理費(ポスターチラシ作成)、通信費、発送費等 1,264千円 合計 4,352千円 - 活動内容は、以下のとおりです。
- (1) チーム編成
監督 山城宏九段 コーチ 張栩九段(選手兼任)、高尾紳路九段(選手兼任)、瀬戸大樹八段、平田智也七段 選手 井山裕太九段、羽根直樹九段、山下敬吾九段、結城聡九段、河野臨九段、伊田篤史八段、一力遼八段、本木克弥八段、志田達也七段、余正麒七段、許家元七段、六浦雄太七段、芝野虎丸七段、謝依旻六段、藤沢里菜四段、王景怡三段、上野愛咲美二段、牛栄子二段 育成選手 大西竜平三段、西健伸二段、広瀬優一二段、大竹優二段、関航太郎二段、坂井嵩司初段、伊了初段、青木裕孝初段、長徳徹志初段、酒井佑規初段、辻篤仁初段、田中康湧初段、大川拓也初段、稲葉かりん初段、茂呂有紗初段、加藤千笑初段 - (2) 参戦棋戦
LG杯、三星杯、百霊杯、夢百合杯、農心杯、乙級リーグ、ワールド碁チャンピオンシップ、SENKO CUP、テレビアジア選手権、グロービス杯、穹窿山兵聖杯、天台山農商銀行杯、黄竜士精錬科技杯、天府杯世界囲碁プロ選手権戦、おかげ杯国際精鋭対抗戦、阿含桐山杯日中決戦、呉清源杯、国手山脈杯世界プロ最強戦、賀歳杯、日中韓英才囲碁対決 - (3) 棋力強化の取組み
棋力強化合宿(福島県裏磐梯)
・2018年7月20日~24日 監督・コーチを含め総勢23名
棋力強化合宿(神奈川県三浦市) ・2018年12月25日~30日 監督・コーチを含め総勢34名 - (4) ネット対局「幽玄の間」を利用した強化対局
育成リーグ17名と院生3名をA、Bの2リーグ(10名ずつ)に分け、総当たりリーグを実施した。Aリーグ下位者とBリーグ上位者の入れ替えを行い、リーグ内の活性化を図りました。
- (1) チーム編成