理事長挨拶
応援募金をいただいた皆様
ナショナルチーム活動報告
皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
囲碁ナショナルチーム「GO・碁・ジャパン」は、皆様からの心温まる応援募金など多くのご支援を賜り、チーム参加棋士の棋力強化研修をはじめ様々な活動を実施することが出来ました。
心より御礼を申し上げます。
平成28年度におきましても、「世界で勝つ!! GO・碁・ジャパン」を目指し、更なる棋力強化に努めてまいる所存でございます。
応援募金をいただきました皆様のご期待に応えられるよう努めてまいりますので、今後もご支援を何卒よろしくお願い致します。
最後になりましたが、皆様の一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。
公益財団法人 日本棋院
理事長 和田紀夫
平成27年度(2015年度) 活動状況等の報告
- ナショナルチームは、総勢55名の棋士が結集し、15の海外棋戦に参戦しました。
「阿含・桐山杯日中決戦」において井山裕太七冠が優勝し、日本第5期以来の連敗を12で止めました。「農心杯」において第1ラウンドでは一力遼七段が開幕3連勝し、第3ラウンドでは村川大介八段が元世界チャンピオンの中国棋士に勝利し、優勝の可能性を拡げるなど、チーム結成の成果が着実に表れました。 - 応援募金の受取は10,448千円(666件)と多くの皆様からご支援を頂きました。
応援募金の使途については、以下のとおりです。- (1) 海外棋戦に参加するために必要な通訳などに係る経費補助
- (2) 参戦する棋士及び若手棋士育成のための棋力強化研究などの経費補助
- (3) 棋譜研究のための棋譜データベースの利用、ポスター・チラシ作成などの経費補助
『 応援募金の収支状況 』
平成28年3月末 応援募金受取額 10,448千円 応援募金の使途 通訳等に係る経費 3,722千円 棋士強化研修経費 5,497千円 広告(HP、ポスター作成)、通信費、加盟店手数料等 2,056千円 合 計 11,275千円 - 活動内容は、以下のとおりです。
- (1) チーム編成
監督 山城宏九段 コーチ 高尾紳路九段(選手兼任)、張栩九段(選手兼任)、結城聡九段(選手兼任)、山田規三生九段、蘇耀国九段、張豊猷八段(選手兼任)、瀬戸大樹八段 選手 井山裕太九段、山下敬吾九段、河野臨九段、村川大介八段、伊田篤史八段、一力遼七段、謝依旻六段をはじめ55名棋士 - (2) 参戦棋戦
LG杯、夢百合杯、三星火災杯、農心杯、天台山葛玄緑茶杯、穹窿山兵聖杯、丙級リーグ、テレビ囲碁アジア選手権、グロービス杯、おかげ杯国際、利民杯、金竜城杯、阿含・桐山杯日中決戦、四都市新税対抗戦、IMSAエリートマインドゲームズ - (3) 棋力強化の取組み
神奈川県三浦での棋力強化合宿
・07月12日~15日 監督・コーチを含め総勢40名
・12月26日~31日 監督・コーチを含め総勢46名
※ 海外からのトッププレイヤー招聘 - (4) 「幽玄の間」によるNET対局
育成選手による、
・毎週金・土曜にナショナルチームメンバーによる棋力強化対局の実施
・中韓棋譜データをナショナルチームメンバーが棋譜研究として活用 - (5) 日本棋院内での棋力強化のための研究会
- (1) チーム編成