4期ぶりの復位を目指した許家元九段を下し、連覇を達成した芝野虎丸十段を称える大和ハウス杯第64期十段就位式が6月1日(月)、東京都港区の「明治記念館」で行われた。
謝辞に立った芝野十段は今シリーズを振り返り、「碁の内容としましては、自分と許家元さんの対局としては少し珍しく、比較的穏やかで、細かいやり取りが勝敗に大きく影響するような難しい碁が多かったと思います。第4局に関しては短手数で負かされてしまい、改めて許家元さんの鋭さと読みの深さを感じました。その中でも自分としては、全5局を通して自分なりに集中して打てていたところがあり、そこが良い結果につながったのではないかと思っております」と語った。
続けて、「自分にとってこの十段戦というのは非常に思い入れのある棋戦ですし、今回の結果と、来期も挑戦手合の舞台で戦えることを嬉しく思っております。今後も世界戦も含めて対局は続いていきますが、これからも一局ずつ自分なりに集中して戦っていけたらと思っております」と決意を述べた。

