3月30日(月)、東京都港区の品川プリンスホテルにて、「2025年度N高グループ 上野姉妹の囲碁タイトル獲得&プロ合格・昇段祝賀会」が開催された。
学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校、S高等学校、R高等学校からなるN高グループは、囲碁界でも多くの棋士を輩出している。本祝賀会は、N高卒業生の上野愛咲美女流名人の女流名人獲得、女流立葵杯防衛、女流棋聖獲得、六段昇段、上野梨紗扇興杯のSENKO CUPワールド碁女流最強戦2025優勝、扇興杯優勝、四段昇段を祝うとともに、2025年度入段者、2026年度入段内定者、昇段者を含む計14名の活躍をたたえるために開かれた。
主催者あいさつで学校法人角川ドワンゴ学園の川上量生理事は、プロ入りやタイトル獲得は決して当たり前のことではないと述べたうえで、今年も多くの喜ばしい報告が続いたことを歓迎し、「こうしたお祝いの場を今後も続けていきたい」と語った。
続いて主賓あいさつを行った囲碁部特別顧問の藤澤一就八段は、囲碁部の活躍が後輩たちの刺激になっているとし、「強くなること、活躍することは、自分のためだけでなく、囲碁ファンや社会のためにもつながっている」と期待を寄せた。
上野(愛)女流名人はあいさつで、N高では自分の好きな教科を選んで学ぶことができ、囲碁にも集中して取り組めたと振り返り、「こういう会を開いていただけてとても嬉しい。ハンマーパンチでまた結果を残して、この会に参加できるよう頑張りたい」と述べた。
また、上野(梨)扇興杯は、SENKO CUPワールド碁女流最強戦2025優勝について「本当に奇跡的」と振り返りつつ、N高での3年間は囲碁の勉強だけでなく、スクーリングや仲間との出会いにも恵まれた充実した日々だったと語り、「後輩たちにも頑張ってほしい」とエールを送った。
会の中では、藤澤八段とともに、上野(愛)女流名人、上野(梨)扇興杯がそれぞれ印象に残った対局を振り返る「対局軌跡解説」が行われたほか、上野姉妹とN高囲碁部員による記念のペア碁対局も行われた。最後には、入段者と上野姉妹への花束贈呈が行われ、祝賀会は和やかな雰囲気のうちに締めくくられた。

