全国小・中学生の頂点を目指す、第46回少年少女囲碁大会全国大会(主催:日本棋院/後援:文部科学省、NHK/特別協賛:大成建設/JKA 競輪補助事業)が、7月29日と30日の2日にわたり日本棋院東京本院で開催された。
29日に一次リーグから本戦トーナメント1回戦までが行われ、ベスト8が決定。30日に準々決勝から決勝、3位決定戦が行われた。
その結果、小学生の部は宮崎県代表の岩切知輝くん(都城市立祝吉小学校・6年)が、中学生の部は東京都代表の横手将生くん(大田区立東調布中学校・1年)がともに初優勝を果たした。
決勝戦は特別対局室「幽玄の間」で行われ、先に行われた小学生の部は岩切くんVS.永代斗真くん(東京・三鷹市立東台小学校・5年)の戦い。結果、黒番岩切くんが292手完、14目半勝ちで制した。岩切君は4度目の出場で、しかも宮崎県代表として初優勝の快挙を遂げた。
なお3位決定戦は木下裕揮くん(埼玉・志木市立志木小学校・6年)が勝利し、北川貴敏くん(大阪・大阪市立横堤小学校・5年)が4位の結果となった。
続く中学生の部は東京代表対決。白番の横手くんが桑原多喜くんを218手完、23目半勝ちで制した。中学生の部1年目で頂点へ立つうれしい結果となった。
3位に刈谷研くん(東京・巣鴨中学校・3年)が入り、東京勢がトップ3を独占する形となった。4位は森達輝くん(出雲市立第二中学校・2年)が入賞。
なお「中学生名人」の横手くんは8月23、24日の両日に行われるアマチュア本因坊戦全国大会にシード選手として出場権を獲得した。
本大会の模様はNHK・Eテレの特別番組「第46回少年少女囲碁大会 決定!こども囲碁名人」2025年10月5日(日)12:30~(予定)にて放送される。解説は山本賢太郎六段、司会・聞き手は星合志保四段。

優勝した小学生の部・岩切くん(左)と中学生の部・横手くん

小学生の部4位までの入賞者

中学生の部4位までの入賞者

4位までの入賞者は大成賞が贈られた



審判長は優勝経験を持つ山下敬吾九段

大盤解説会の様子。司会・聞き手の星合四段(左)ら

決勝戦は幽玄の間で行われた


