日本棋院のホームページからYouTubeの「指導者向けの囲碁講座」を視聴できることをご存じでしょうか。今回はこの動画の「03 囲碁の基本四大要素」~「09 着手禁止点の例外とコウ/ルール」を紹介します。囲碁の基本やルールを教えるコツが述べられています。
囲碁の土台は石の戦いで、どの石が残るかとられるかがポイントです。水間先生は、石を置くことは楽しいと子どもたちに感じてもらうことが重要と述べられています。交互に石を置く、どこに置いてもいい。それがカドでも!そして逃げ道がなくなった石はとられることに気づくようにします。この子ども自身が「気づき」を待つことがとても重要です。
05の逃げ道がない石に気づかせる、06の相手の置けないところが陣地だと気づかせるなど、気づきを待つには子どもたちをやさしく見守る力、それに忍耐力が必要です。そして、タイミングを見計らった対話も必要です。
現代的な子育て観は、子どもたちに自由に楽しくのびのびと行動させ、その中で気づきを待つのが基本です。現在は、情報があふれています。情報入手は簡単です。知識は重要ですが、むしろ自ら情報を取りに行く自主性を育てること、この情報は間違っているのでは?と気づくことが重要になっています。水間先生の指導法は、まさにこの現代的な子育て観に沿ったものだと感心した次第です。
経営改革委員会 副委員長 稲田 修一
(稲田理事プロフィール)
稲田 修一(技術経営士 情報未来創研代表)
総務省で、モバイル、セキュリティ、情報流通などの政策立案や技術開発業務に従事。東京大学特任教授として、IoT/データ活用によるビジネス革新や価値創造について研究。一般社団法人情報通信技術委員会で、標準化推進業務に従事。早稲田大学教授として、研究マネジメント業務に従事。現在、コンサルティング活動の他、東京観光財団「東京都次世代型MICE推進会議」委員、スマートIoT推進フォーラム「IoT価値創造推進チーム」リーダー、日本棋院理事などとしても活動。
総務省で、モバイル、セキュリティ、情報流通などの政策立案や技術開発業務に従事。東京大学特任教授として、IoT/データ活用によるビジネス革新や価値創造について研究。一般社団法人情報通信技術委員会で、標準化推進業務に従事。早稲田大学教授として、研究マネジメント業務に従事。現在、コンサルティング活動の他、東京観光財団「東京都次世代型MICE推進会議」委員、スマートIoT推進フォーラム「IoT価値創造推進チーム」リーダー、日本棋院理事などとしても活動。

