井山裕太七冠の国民栄誉賞受賞報道について


 本日、内閣官房長官からの談話にもありました通り、井山裕太七冠(日本棋院)と羽生善治永世七冠(日本将棋連盟)の国民栄誉賞受賞について、政府において検討されております。
 現時点での井山裕太七冠および團宏明理事長のコメントは以下の通りとなります。

【 井山裕太七冠コメント 】
 この度、私に国民栄誉賞の授与をご検討いただいてるとの事、ただただ驚き、身に余る光栄だと恐縮いたしております。
 棋士としてもひとりの人間としてもまだまだ未熟な私が、このような賞をいただいてよいのかという思いは今もありますが、今後も精進し、皆様のご期待に添えるよう、信じる道を歩んでいきたいと思っております。
【 石井邦生九段(師匠)コメント 】
 国民栄誉賞の授与を井山が将棋界の羽生先生とともに検討されているというニユースに接し驚きかつ嬉しく思っています。
 井山には身に余る名誉なことと思いますがこの受賞を励みとし、これまで以上に自分を磨きこれからの長い道程をしっかりと歩んで行ってもらいたいと願っています。
 囲碁界は近年中国韓国の勢いに劣勢を強いられて来ましたがこの素晴らしい賞が起爆剤になりそうな予感がします。
 井山が最近進境著しい日本の若手プロを牽引し世界を奪回する日も間近いのではないかと期待します。
【 團宏明理事長コメント 】
 今回、日本棋院棋士で七冠を有している井山裕太九段に、国民栄誉賞をいただけるとのご検討をいただいているとのこと、日本棋院としてもこのうえない光栄と喜んでいます。
 囲碁は長い伝統を誇る日本の文化であり、広く国民のみなさまに愛されてきました。
 今、井山九段はその伝統に立って新しい世界を開きつつあると思います。
 これを励みに、日本棋院としても、囲碁の一層の発展と世界への普及を、図っていきたいと思います。
 また、将棋界から羽生永世七冠が同時に受章されることも、大変うれしく思います。
 日本文化を担うものとして、相協力してその普及発展に努力していきたいと考えています。
以上

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