【2021年日本棋院公式戦結果】上野愛咲美女流棋聖が初の最多勝、対局数1位!常石隆志四段が勝率1位、一力遼九段が14連勝


 2021年の日本棋院公式戦は27日で終了し、年間最多勝ち星、対局数、勝率、連勝ランキングが確定しました。各部門の表彰は2022年3月の合同表彰式で行われます。

最多勝
54勝 
最多対局
79局 
勝率1位
.769 
連勝記録
14連勝 2年ぶり2回目

 上野愛咲美女流棋聖が勝ち星、対局数で1位となった。女流棋士が勝ち星、対局数で1位となるのは成績優秀者の表彰を始めた1967年以降初。女流棋戦(19勝10敗)を除いても35勝15敗の好成績だった。勝率部門は、常石隆志四段が初の1位。連勝部門は、一力遼九段が14連勝で1位となった。

 12歳の仲邑菫二段が43勝18敗で勝星3位、対局数4位、13連勝で連勝2位。16歳の福岡航太朗二段が39勝12敗で勝星4位、勝率 .765で2位、13連勝で連勝2位と上位につけた。


2021年勝ち星ランキング

1 上野愛咲美女流棋聖 54勝25敗
2 許家元十段 45勝21敗
3 仲邑菫二段 43勝18敗
4 福岡航太朗二段 39勝12敗
4 一力遼九段 39勝20敗
4 芝野虎丸九段 39勝24敗

2021年対局数ランキング

1 上野愛咲美女流棋聖 79局54勝25敗
2 許家元十段 66局45勝21敗
3 芝野虎丸九段 63局39勝24敗
4 仲邑菫二段 61局43勝18敗
5 一力遼九段 59局39勝20敗

2021年勝率ランキング

1 常石隆志四段 30勝9敗 .769
2 福岡航太朗二段 39勝12敗 .765
3 志田達哉八段 30勝10敗 .750
4 小県真樹九段 29勝10敗 .744
5 山森忠直七段 19勝7敗 .731
  • ※ 25局以上対局の棋士がランキング対象
    (ランク対象外)
    仲邑信也九段 15勝5敗.750

2021年連勝ランキング

1 一力遼九段 14連勝 2020/11/30
 ~2021/01/28
2 福岡航太朗二段 13連勝 2021/04/01
 ~2021/07/05
2 仲邑菫二段 13連勝 2021/03/18
 ~2021/05/13
4 一力遼九段 12連勝 2021/03/18
 ~2021/06/17
5 許家元十段 11連勝 2021/07/15
 ~2021/10/07
5 藤沢里菜女流本因坊 11連勝 2021/07/29
 ~2021/10/11
5 常石隆志四段 11連勝 2021/06/17
 ~2021/07/29
  • ● 2021年の公式戦のうち、コミ6目半の対局は4468局が行われた。
    黒番勝ちが2224局、白番勝ちが2244局。白番が2年ぶりの勝ち越し。
    本戦以上(挑戦手合・リーグ戦・本戦)では黒番勝ちが400局、白番勝ちが420局。
    本戦以上では白番が2年連続の勝ち越し。
    ※ 中国主催のコミ7目半の対局は集計から除いています。
  • ★ コミ6目半の対局は2002年11月から棋戦ごとに順次移行。年間集計は19回目。
    ※ 2002年は6目半の対局が少ないため2003年と合算。

    2021年・コミ6目半の対局
    黒番勝ち 2224局 49.78%
    白番勝ち 2244局 50.22% 白番が2年ぶりの勝ち越し
    白番勝ち越しは6回目
    白番最高勝率は2018年の50.88%。黒番最高勝率は2008年の52.09%。

    2021年・コミ6目半の本戦以上の対局
    ※ 本戦以上は挑戦手合、リーグ戦、本戦
    黒番勝ち 400局 48.78%
    白番勝ち 420局 51.22% 白番が2年連続の勝ち越し。
    白番勝ち越しは11回目
    黒番最高勝率は2009年の53.20%。白番最高勝率は2018年の52.44%。