平素は弊院に対し格別のご高配を賜り、御礼申し上げます。今般「第55回大倉喜七郎賞」の受賞者が、以下の通り決定されました。
第55回大倉喜七郎賞:大倉喜七郎賞は故大倉喜七郎氏の遺徳をたたえ、プロ、アマ、国内外を問わず囲碁普及に特に功労のあった方に贈られる賞で、今回の受賞者は下記の5名の方です。
山下 功 (やました いさお)
NPO法人囲碁文化継承の会 理事長、全日本大学OB・OG囲碁会相談役 88歳 (アマチュア六段)
長年にわたり船橋市を拠点として、幼稚園児から小・中学生までを対象とした囲碁の普及・指導に尽力してきた。後に棋士となる人材や、アマチュア強豪として全国大会で活躍する人材を多数輩出した。千葉県少年少女囲碁大会の開催・運営に携わるなど、地域の囲碁振興にも大きく貢献。船橋市と中国・西安市の市民親善囲碁大会、慶應義塾大学と韓国・延世大学との対抗戦において団長を務め、長年にわたり国際交流の推進にも尽力。囲碁大会では実行委員長を務め、地域間交流の発展に貢献してきた。
井上 光夫(いのうえ みつお)
株式会社井上総合印刷 代表取締役会長、日本棋院栃木県本部長 86歳 (アマチュア四段)
日本棋院栃木県本部長として、長年にわたり囲碁の普及発展に努めてきた。栃木県囲碁学校の校長として子供たちへの囲碁教育に尽力してきた。一般社団法人囲碁の聖地日光協議会と連携し、棋聖戦を3年連続で招致。2020年には、日本棋院栃木県本部45周年記念事業として、記念誌「栃木県の囲碁物語」の刊行に尽力した。
Thomas Hsiang (トーマス・シアン)
ローチェスター大学名誉教授、国際囲碁連盟顧問(元副会長) 77歳(アマチュア七段)
国際囲碁連盟の副会長時代に、他団体と協力し、囲碁を含めたマインドスポーツの普及、推進に貢献した。2015年に創設されたINAF(岩本北米囲碁基金)の設立メンバーとして中心的役割を果たし、設立に尽力。INAF設立後も専務理事として日本棋院と密に協調して基金運営に尽力するとともに、北米囲碁界の発展に多大に貢献した。これまでの活動が評価され、2020年には外務大臣表彰を受賞。また2025年世界アマ北米開催の実現にも関わり北米囲碁界を取りまとめ、世界アマ初の北米開催を後押しした。
安藤 隆司(あんどう たかし)
名古屋鉄道株式会社代表取締役会長、日本棋院中部総本部本部長 70歳(アマチュア五段)
2015年10月に第七代中部総本部本部長に就任。中部財界の支援者に働きかけ、中部総本部の安定した運営に尽力してきた。在任10年間にわたり、法人賛助会員や広告出稿への支援に加え、本年度開催された「中部総本部70周年記念事業・囲碁フェスタ2025」においても、事業の実施に向けて多くの企業に支援を働きかけるなど、囲碁の普及・振興に寄与してきた。
伊東 香織(いとう かおり)
倉敷市長 59歳(アマチュア初段)
2008年の倉敷市長就任以来、中国から囲碁を持ち帰ったと伝えられる吉備真備ゆかりの地・岡山県倉敷市にて、新たに囲碁を取り上げ、小学生の全国大会を立ち上げた。2012年から始まった『くらしき吉備真備杯こども棋聖戦』は、これまでに15回を数え、少年少女囲碁大会と並ぶ小学生のメジャー大会となり、同大会からは、福岡航太朗七段、桑原樹七段ら棋士が誕生している。また、囲碁サミット加盟団体として、2023年には『囲碁サミット2023 inくらしき』を開催。第36期棋聖戦第1局、第46期碁聖戦第1局の挑戦手合の誘致にも尽力した。
- ※ 敬称略、年齢は選考会が開催された2月3日時点
- * 大倉喜七郎賞選考委員 中村功、成瀬正治の各氏及び、武宮陽光理事長
- ※ 「第55回大倉喜七郎賞」の授与式は、3月31日(火)に日本棋院東京本院で開催される合同表彰式にて実施。

