第48回大倉喜七郎賞・第56回秀哉賞の受賞者決まる


 平素は弊院に対し格別のご高配を賜り、御礼申し上げます。今般、「大倉喜七郎賞」並びに「秀哉賞」の受賞者が、2月12日に開催された選考委員会で以下の通り決定されました。

1.「第48回大倉喜七郎賞」 ※敬称略年齢順
 大倉喜七郎賞は故大倉喜七郎氏の遺徳をたたえ、プロ、アマ、国内外を問わず囲碁普及に特に功労のあった方に贈られる賞で、第48回の受賞者は下記の4名の方々です。

  • ○ 柴田 昌治(しばた まさはる) 日本ガイシ株式会社 特別顧問 81歳
    日本棋院中部総本部の常任委員として、20年以上に亘りご協力を頂く。
    中部学生囲碁界の発展や、愛知県と中国江蘇省との青少年囲碁交流事業に於いても長年ご支援を頂き囲碁普及に多大なる貢献をされた。
  • ○ 石田 芳夫(いしだ よしお) 日本棋院棋士九段 (東京本院所属) 70歳
    (タイトル称号)二十四世本因坊秀芳

    昭和38年入段 同46年本因坊22歳10ヶ月という当時の史上最年少の記録で獲得。
    その後、5連覇達成。同49年本因坊・名人位獲得 史上3人目の名人本因坊となる。
    計算の正確さからコンピューターとも呼ばれ多くの囲碁ファンを惹きつけている。
  • ○ 大下 俊明(おおしも としあき) フマキラー株式会社 取締役会長 70歳
    平成23年「フマキラー囲碁マスターズカップ」創設
    平成元年日本棋院広島県本部理事長 同22年本部長 同28年顧問として広島県下の支部設立等に多大な尽力。「中国こども本因坊戦」開催等、アマチュアの囲碁大会開催に貢献される。
  • ○ 田島 文治(たしま ふみはる) 広島アルミニウム工業株式会社 代表取締役社長 69歳
    平成18年「広島アルミ杯・若鯉戦」創設
    平成22年日本棋院広島県本部副本部長 同28年本部長として広島県下の支部設立等に多大な尽力。「おやこ囲碁教室」開催等、アマチュアの囲碁大会開催に貢献される。
  • * 大倉喜七郎賞選考委員
    阿久根 操、大崎 磐夫、渡部 恒三の各氏及び團 宏明理事長、小林 覚副理事長

2.「第56回秀哉賞」
 秀哉賞は第21世本因坊秀哉名人の業績を永く記念するため、成績優秀で将来が嘱望される棋士に贈られる賞で、今回の受賞者と受賞理由は以下の通りです。

  • ○井山 裕太(いやま ゆうた) 棋聖・本因坊・王座・天元・十段・NHK杯
    五冠に後退も、他を圧倒する成績。
    7回連続受賞は、小林光一名誉棋聖を塗り替える新記録。
  • * 秀哉賞選考委員
    斎藤 十朗、三好 徹の両氏 及び團 宏明理事長、小林 覚副理事長、武宮 正樹棋士会長、大淵 盛人秀哉一門代表

【ご案内】
 「第48回大倉喜七郎賞」「第56回秀哉賞」の授与式は、3月26日(火)13時より日本棋院で開催される合同表彰式にておこなわれます。

お問合せ

日本棋院総務人事部:03-3288-8601