新春文字詰碁「子」の当選者&解答発表

平本弥星六段作の新春文字詰碁にご応募いただいた皆様ありがとうございました。
解答は初手が「A」で結果は「生き」でした。

新春文字詰碁「子」 黒先

新春文字詰碁2020「子(ね)」当選者

  • 1.『世外方円』著者平本弥星六段のサイン入り(1名様)
    松本繁 様
  • 2.『眠る前の小さな詰碁 3』著者平本弥星六段のサイン入り(1名様)
    小池宏子 様
  • 3. 日本棋院カレンダー(5名様)
    宮島和夫 様  小川和弘 様  川上英昭 様  河又太作 様  原田孝夫 様
おめでとうございます。

新春文字詰碁2020「子(ね)」 解答

謹賀新年
令和2年の子年が良い年になりますように。

平本の文字詰碁は文字の黒石が詰碁としてすべて必要であることを鉄則としています。
ちなみに私が最初に作った干支の文字詰碁は36年前の「子」でした。
著書『世外方円―弥星の文字詰碁と随想―』に収められています。


1図 正解(A)

黒1が正解。先手で一眼を作り、白2に黒3、「左右同形中央に手あり」で生き。続いて――
2図 正解続
左右が見合い。黒2とワリ込んで、あと一眼を得られます。
3図 失敗1(B)
黒1は失敗です。中央の眼を白2で奪われると生きがない。黒3、5を利かして一眼は確保できますが、あと一眼ができません。aとbが見合い。黒7には白8です。
4図 失敗2(C)
黒1のサガリを急ぐのは失敗。白2で死にます。黒3に白4。黒は一眼のみです。

【おまけ】新春文字珍瓏2020「子(ね)」

珍しい干支の珍瓏(ちんろう)です。珍瓏とは盤中シチョウとも言われ、相手の石を追い回して取る詰物(問題)。
黒Aのキリから、白を追いかけて取ってください。狭い9路盤を子(ネズミ)が走り回ります。最後まで読み切ったら、きっと今年は良いことがあるでしょう。

珍瓏の作り手としては故中山典之七段が有名。私は文字詰碁が専門で、珍瓏はほとんど作りません。ふと思いついて「子」の珍瓏を作ってみました。※正解はすぐ下にございます。






正解
黒1、白2に黒3から追います。黒11、13から15、17(11)とシボります。白20ツギに黒21のツケが手筋。黒23、25とシボり、白26ツギに黒27、白28。そこで黒29のツケが好手。白30で31には黒30で取れる。続いて――
正解続
黒1(4)、3とシボり、白4ツギに黒5とアテ、黒7、9と出る。白10に黒11(14)とホウリ込んでシボり、白14ツギに黒15で黒が一手勝ち。白は全滅します。