活動報告

GO・碁 ジャパン

理事長挨拶

応援募金をいただいた皆様

ナショナルチーム活動報告

 皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

 囲碁ナショナルチーム「GO・碁・ジャパン」は、皆様からの心温まる応援募金など多くのご支援を賜り、チーム参加棋士の棋力強化研修をはじめ様々な活動を実施することが出来ました。
 心より御礼を申し上げます。

 平成30年度におきましても、「世界で勝つ!! GO・碁・ジャパン」を目指し、更なる棋力強化に努めてまいる所存でございます。

 応援募金をいただきました皆様のご期待に応えられるよう努めてまいりますので、今後もご支援を何卒よろしくお願い致します。

 最後になりましたが、皆様の一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。

公益財団法人 日本棋院
理事長 團 宏明

平成29年度(2017年度) 活動状況等の報告

  1. 活動概況
    ナショナルチームは、総勢40名(育成枠17名を含む)の棋士が結集し、20の国際棋戦に参加しました。
    29年度は国内タイトルを独占する井山裕太九段の日程調整を行い、積極的に国際棋戦に参加しました。その結果、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦において井山九段が決勝進出を果たしました(結果は準優勝)。
    また、日本で開催した第2回ワールド碁チャンピオンシップにおいても井山九段が決勝進出するなど、一人、気を吐きました。
    一方、日中韓の勝ち抜き戦、第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦では1勝も出来ずに敗退するなど、井山九段以外の成績向上がますます重要となります。
  2. 応援募金収支
    応援募金の受取りは5,224千円(339件)で、多くの皆様からご支援をいただきました。
    応援募金の使途については、以下のとおりです。
    • (1)国際棋戦に参加するために必要な通訳などにかかわる経費補助
    • (2)参戦する棋士及び若手棋士育成のために棋力強化研究などの経費補助
    • (3)ポスター・チラシ作成、通信費、発送費等管理費などの経費補助

    『 応援募金の収支状況 』
    平成30 年3月末 応援募金受取額 5,224千円(339件)
    応援募金の使途 通訳等に係る経費 2,713千円
    棋士強化研修経費 1,492千円
    管理費(ポスターチラシ作成)、通信費、発送費等 1,173千円
    合計 5,377千円
    ※応援募金の不足額▲153千円は、平成28年度の繰越金より充足させていただきます。
  3. 活動内容は、以下のとおりです。
    • (1) チーム編成
      監督 山城宏九段
      コーチ 張栩九段(選手兼任)、高尾紳路九段(選手兼任)、瀬戸大樹八段、平田智也七段
      選手 井山裕太九段、羽根直樹九段、山下敬吾九段、伊田篤史八段、一力遼七段、謝依旻六段、藤沢里菜四段段はじめ40棋士
    • (2) 参戦棋戦
      LG杯、三星杯、農心杯、夢百合杯、春蘭杯、乙級リーグ、ワールド碁チャンピオンシップ、SENKO CUPワールド碁女流最強戦、テレビアジア選手権、グロービス杯、穹窿山兵聖杯、天台山農商銀行杯、黄竜士精鍛科技杯、国際新鋭対抗戦、おかげ杯国際精鋭対抗戦、利民杯、阿含桐山杯日中決戦、未来の星新鋭最強戦、賀歳杯、世界囲碁名人争覇戦、日中竜星戦、陜川郡韓·中·日 英才囲碁対決
    • (3) 棋力強化の取組み
      棋力強化合宿(福島県裏磐梯)
      ・2017年8月18日~22日 監督・コーチを含め総勢15名
      棋力強化合宿(神奈川県三浦市) ・2017年12月25日~30日 監督・コーチを含め総勢25名
    • (4) ネット対局「幽玄の間」を利用した強化対局
      育成リーグ17名と院生3名をA、Bの2リーグ(10名ずつ)に分け、総当たりリーグを年間4回実施した。Aリーグ下位者とBリーグ上位者の入れ替えを行い、リーグ内の活性化を図りました。
    • (5) 日本棋院内での棋力強化のための研究会
      対局日を中心にナショナルチームメンバーが集まり、研究会を実施しました。