理事長挨拶
応援募金をいただいた皆様
ナショナルチーム活動報告
皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
囲碁ナショナルチーム「GO・碁・ジャパン」は、皆様からの心温まる応援募金など多くのご支援を賜り、チーム参加棋士の棋力強化研修をはじめ様々な活動を実施することが出来ました。
心より御礼を申し上げます。
平成29年度におきましても、「世界で勝つ!! GO・碁・ジャパン」を目指し、更なる棋力強化に努めてまいる所存でございます。
応援募金をいただきました皆様のご期待に応えられるよう努めてまいりますので、今後もご支援を何卒よろしくお願い致します。
最後になりましたが、皆様の一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。
公益財団法人 日本棋院
理事長 團 宏明
平成28年度(2016年度) 活動状況等の報告
- 活動概況
ナショナルチームは、総勢48名(育成枠20名を含む)の棋士が結集し、20の国際棋戦に参加しました。
中国丙級リーグ(伊田篤史八段、一力遼七段、余正麒七段、許家元三段)においては参加28チーム中1位の成績を収め、念願の乙級リーグ復帰を果たしました。
また、日本で開催された国際新鋭囲碁対抗戦(4ヵ国地域、1チーム8名)においては、中国、韓国、中華台北といずれも引き分け、若手棋士のレベルが着実に上がっていることを示しました。 - 応援募金収支
応援募金の受取りは4,731千円(399件)で、多くの皆様からご支援をいただきました。
応援募金の使途については、以下のとおりです。- (1)国際棋戦に参加するために必要な通訳などにかかわる経費補助
- (2)参戦する棋士及び若手棋士育成のために棋力強化研究などの経費補助
- (3)ポスター・チラシ作成、通信費、発送費等管理費などの経費補助
『 応援募金の収支状況 』
平成29年3月末 応援募金受取額 4,731千円(399件) 応援募金の使途 通訳等に係る経費 3,192千円 棋士強化研修経費 2,387千円 管理費(ポスターチラシ作成)、通信費、発送費等 1,172千円 合計 6,751千円 - 活動内容は、以下のとおりです。
- (1) チーム編成
監督 山城宏九段 コーチ 張栩九段(選手兼任)、高尾紳路九段(選手兼任)、蘇耀国九段(選手兼任)、瀬戸大樹八段 選手 井山裕太九段、趙治勲九段、羽根直樹九段、山下敬吾九段、伊田篤史八段、一力遼七段、謝依旻六段、藤沢里菜三段はじめ48棋士 - (2) 参戦棋戦
LG杯、三星杯、応氏杯、百霊杯、新奥杯、農心杯、丙級リーグ、ワールド碁チャンピオンシップ、テレビアジア選手権、グロービス杯、穹窿山兵聖杯、天台山農商銀行杯、黄竜士双登杯、国際新鋭対抗戦、おかげ杯国際精鋭対抗戦、利民杯、阿含桐山杯日中決戦、未来の星新鋭最強戦、賀歳杯、陜川郡韓·中·日 英才囲碁対決 - (3) 棋力強化の取組み
棋力強化合宿(神奈川県三浦市)
・2016年7月10日~12日 監督・コーチを含め総勢30名
・2016年12月26日~31日 監督・コーチを含め総勢38名 - (4) ネット対局「幽玄の間」を利用した強化対局
育成リーグ20名をA、Bの2リーグ(10名ずつ)に分け、総当たりリーグを年間4回実施した。Aリーグ下位者とBリーグ上位者の入れ替えを行い、リーグ内の活性化を図りました。 - (5) 日本棋院内での棋力強化のための研究会
対局日を中心にナショナルチームメンバーが集まり、研究会を実施しました。
- (1) チーム編成