名人戦初の高松対局。第3局始まる【第42期名人戦挑戦手合七番勝負第3局】


高尾紳路名人井山裕太六冠が挑戦する第42期名人戦挑戦手合七番勝負(主催・朝日新聞社)の第3局が9月21日(木)9時に香川県高松市「喜代美山荘 花樹海」で始まった。

第1局は高尾が先勝、第2局は井山が返して1勝1敗で迎えた第3局。リードするのはどちらか。注目の対局の詳細については朝日新聞の報道と観戦記、週刊碁月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。

両対局者による決意表明

高尾名人「この6月に香川にうどんを食べに来させていただいた。2日間で10杯くらいいただいたと思う。
そのときはうどんばっかり食べていたので、1年くらいうどんは食べなくてもいいやと思っていたんですけど そろそろうどんが食べたいなと思うときに今回対局で来させていただいてほんとに嬉しく思います。
ただ、今回の対局相手はうどんではなくて井山さんなので、非常に厳しい戦いになるとは思いますが、讃岐うどんのようにコシの強い碁が打てればいいなと思っています。
対局に勝って、うどんをおいしく食べて帰れるようにしたい」

井山挑戦者「タイトル戦で全国各地いろいろなところに行かせておりますが、これだけの人数が集まる前夜祭はあまり経験がありませんので、香川県の囲碁熱の高さに非常に驚いているとともに感謝の気持ちでいっぱいです。
こちらの対局場はほんとに景色も素晴らしく、温泉も早速2回ほど入らせていただいた。明日からの対局にいい形で望めるんじゃないかなと思っています。
昨年は出だしから3連敗だったので、昨年よりは良い形で3局目に望める。
自分なりの納得のいく碁を打ち、パフォーマンスができるよう精一杯頑張りたい」

第3局は井山(右)の先番。初手は右上隅星
前夜祭には200名を超える地元の囲碁ファンらが参加した
両対局者、関係者による鏡開き、乾杯が行われる
参加者による連碁は序盤からユニークな展開に。
コメントする左から張栩九段、吉田美香八段、坂井秀至八段
両対局者と前夜祭に参加した子供たちで記念撮影

第42期名人戦七番勝負第3局午前の途中まで

黒:井山裕太六冠 白:高尾紳路名人

(幽玄の間解説:溝上知親九段

現地陣営

立会
坂口隆三九段
新聞解説
張栩九段
現地大盤解説
解説 : 坂井秀至八段、聞き手 : 吉田美香八段
記録
吉川一三段鳥井裕太初段

特設サイト、関連リンク

朝日新聞デジタルでは「囲碁名人戦七番勝負タイムライン」で対局の様子を報道しています。
日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
また、ニコニコ生放送でも生中継いたします。
第42期名人戦挑戦手合七番勝負特設ページはこちら
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